見出し画像

プライムローグのあれこれ

プライムローグとは「仮面ライダービルド」内に出てくる実質4号ライダー、仮面ライダーローグの強化フォームです。

本編では未登場であり、初登場はハイパーバトルDVD、ファイナルツアー、そしてVシネグリスという
「TVでしか観ていない勢にはなんのこっちゃ」 なフォームであることも付け加えなければなりません。

そして、これは初めに言っておかなければならないのですが、今でこそ好きであるもののかつて僕自身も「プライムローグには最初は否定的であった」ということです。

では何故否定的であった人間が推しに至ったのか。
「プライムローグもいいな」と思っていただける方が1人でも増えたら嬉しいなという気持ちで綴ってみたいと思います。

・そもそも強化いるのかって話

登場は物語も終盤の番外編。本編じゃ「スクラッシュドライバーでよくやった!」って状況の中でビルドドライバー、しかもあの心揺さぶるエボルトとのラストバトル以上の価値がでるのか・・・?
「今更いらん」と思っていました。

そして初見で思った事。

・ドライバーがスタイリッシュじゃない。そもそもローグの爪でぐるぐる回すとか理にかなってないわけでその為のレンチ弾き(=スクラッシュドライバー)だろう。
・アンダースーツなんでビルドと同じなんだよ。紫成分減ってるじゃん。

・白マント安っぽそう。いらん。
・白いクラックが無い。あり得ん。
・ちょくちょく白い部分いらん

と、不評のオンパレード

それはしばらく続きました。
ある事がきっかけになるまで。

・ゲームにて迫られる


そんなある日、某ゲームでプライムローグをガシャで引きました。しかも無料で複数枚。
ここがまた運命的なのですが、複数枚引くと実用性がでてくるんです。それまではバンガードソニックのままでいい星馬 烈 並に進化を拒んでいたのですがこのままローグのみでプレイしていても戦闘スコアは周りに置いてけぼりになる為、使わざるを得ない状況だったんですね。
で、渋々ながらプライムローグを使う事に。
しかし使うからといってすぐ好きになるわけでもなく。
次第に、これからも使う為に好きにならなきゃいけないなという義務感が出てきました。

・全てを覆す新アイテム

それにしたって何から好きになるか・・・
そもそも好きになるって無理してする事じゃないし・・・
と思っていたのですが、この時点で唯一好きな部分がありました。それがプライムローグフルボトルです。フルフルラビットタンクボトルのリデコなのはわかるのですが、元々の「なんで折り畳み?」と思わせる謎仕様以上にワニの噛み砕きを再現してマッチしているというリデコ元キラーな部分が気に入っており、更には折り畳みだからスクラッシュドライバーで使えなくて当然というビルドドライバーの使用を納得する理由にも繋がりました。また、折り畳んでドライバーにセットする瞬間が、小型銃のデリンジャーを扱っている様なスタイリッシュさがありとてもカッコよく見えます。
そして、ビルドドライバーを使ってのフォームという事はアンダースーツもビルドと同じモノを着ている為、黒を見に纏っている理由にもなり違和感が無い訳です。

そして白いマント。
どうせマント装備するなら黒とかもっと濃い色にしてほしかったのですがこのマント、公式設定によると「ジーニアスの素材を繊維化したものでエボルトや未知の脅威からの攻撃に耐える」という、ジーニアスのアイデンティティ殺し&白という色がローグのイメージによるものではなくジーニアスのイメージカラーというジーニアスからしたら貰い事故的な設定となっているのとんでもない一品な訳です。するとマスクの白い部分等、デザインの中に白が入ってきてもそんなに違和感が無くなるという不思議な現象になってきます。

そして、いちばん賛否両論がありそうな金の模様
実質白いクラック模様と引き換えとなっており、「ヒビ(クラック)が入ってこそのローグだろう」という意見も非常にわかりますし、僕自身もそうだと思います。
しかし。

ん?待てよ?この感じの模様、昔何処かで見た事ある。

あ、ベルクカイザーだ・・・
(※わからない方はググってみてください。アシンメトリーな刺さる人には刺さるマシンが出てきます)

って事は、センス的には有り得るデザインなのか・・・。
確かに高級感あるもんなぁ。

使わざるを得なくなったビルドのアンダースーツの黒の対比としてゴールド色を持ってきたのはある意味正解で、元々育ちのいい幻徳の高貴さを現す効果もある様に感じます。

こんな感じで、不評の一つ一つが消えていったのです。
今ではどちらもそれぞれ最推しに迷う程好きです。

今回初めてできたローグの強化フォーム。
「どちらが良いか」ではなく、
「どちらも好きになるにはどうしたらいいのか」

たとえ意図的に湧かせた推しに対する気持ちでも、わざとらしいと思わず「何故好きになりたいのか」という考えと向き合ってみたら最推しに上り詰めるくらいに好きなライダーになるという結果はとても良い財産になりました。もし同じ様に悩んでいる方、向き合うのもまたお勧めです。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?