【無料note】凡人が才能を活かす10の方法
●凡人の才能の活かし方
あなたが死ぬ直前、神さまが枕元にやってきて、「残念だったな。あなたには人生を100倍楽しくする才能があったのに気づかないまま死ぬんだね」
と言い残して、消えていったとしたら、あなたが神さまになんと言うでしょうか?
「どんな才能?教えてよ!」
でも、本当に残念なことにあなたの人生に残された時間はなく、自分の才能がなんだったのかもわからず、あなたの人生は終わります。
もし、あなたが「自分の人生はこんなものだろうか?」と思っているなら、確実に言えることは、自分の才能を活かせていないということです。
持っている才能を活かすことができずに生きるのは人生の大きな損失でしょう。
逆に、何歳からでも、自分の才能に気づいた人生は有意義なものになります。
才能というのは、若いうちに開花させないといけないと考えている人が多いようです。
もちろん、才能によっては若いうちに開花させないといけないものもあります。
しかし、仕事で活かす才能は何歳からでも開花させることが可能です。
サラリーマンは、これまでのように仕事をしているだけでは、50歳くらいでハシゴを外されてしまうことがあります。
会社がひどいことをしているように思えるかもしれませんが、今までの仕事のやり方が、今の仕事のやり方に合っていないということでもあります。
50歳で残念なことにならないように、自分の才能を活かす準備をしておくと、あとで困ることがありません。
ロックスターになることを目指して広島から出てきた青年は、レコード会社に自分の曲を売り込みに行きました。
そして、自作の曲をディレクターに聞いてもらいました。
「キミ、これ歌詞ないの?」
「え、ええ。ないんです。メロディーを聴いてほしかったんです」
「歌詞もないの。歌詞があってもっと具体的に聴きたかったんだけど(中略)コレ、詞もないしね。ちょっとわかんないね」
…いわゆる、断られた。あっさりと。
これは矢沢永吉さんが著書『成りあがり』で、初めてレコード会社を訪れたときのエピソードを紹介したものです。
ディレクターが聴いた曲は、「アイ・ラヴ・ユー、OK」でした。
その後の、矢沢さんの活躍はご存知でしょう。
ビジネスでは、天才企業家と呼ばれる孫正義さんは、開発した自動翻訳機を松下電器に持ち込みますが、門前払いをされてしまいます。
次の三洋電機でも話も聞かずに追い返されたというエピソードが『あんぽん 孫正義』に紹介されています。
今となって、カリスマとか天才と呼ばれる人々も、いきなり才能を発揮できていたわけではないのです。
才能のほとんどは、結果が出たあとに評価されます。
つまり、才能があるから結果が出たのではなく、結果を出すために才能を活用することができたのだといえます。
こうした話をすると、「自分には才能がない」と言われることがあります。
確かに、芸能人やスポーツ選手、大企業の経営者の才能はないかもしれません。
しかし、そこまで大きな才能でなくても、自分の才能を活かすことができれば、もっと有意義な人生になると思いませんか。