【無料note】最高の未来をつくる11の質問
●いい質問は、いい人生をつくる
「質問」は他人にするものだと思いがちだが、実は自分への質問もとても効果的だ。
僕も講演や研修、コンサルティングで、毎日、多くの人に質問をしているが、自分自身に質問するほうが圧倒的に多い。
なぜ、自問をオススメしたいかというと、考えることがうまくなるからだ。
「昨日も晩ごはんは、何を食べた?」と聞かれれば、自然とその答えを考えてしまうだろう。
人は質問をされると自然と考えるという習性がある。
このチカラを自分と向き合うときに使うのだ。
これからの人生を考えようと思っても、何をどこから考えればいいのかわからない。
ノートを広げてみても何を書けばいいのかもわからない。
わからないから結局、他人に答えを求めることになり、自分の心は再び迷子になっていく。
そうならないために自分と向き合うツールとして「質問」を持つことが大切だ。
たとえば、人生計画を考えるとき、「なんでも叶うとしたら、何を叶えたいだろう?」という質問の答えを想像してみてほしい。
「海外に住んでみたい!」「海が見える家に住みたい!」「友達とおいしいごはんを食べたい!」「世界中を仕事で回れるようになりたい!」「好きなことを仕事にしたい!」「結婚をして家族を支えて生きていきたい!」など、さまざまな答えが浮かんでくるだろう(答えが思い浮かばなかった人は、これまで自分と向き合う時間をとってこなかっただけなので、心配せずに時間をかけて探していけばいい)。
このようにたった1つの質問があるだけで、これからの人生計画を楽しく考えることができる。
アインシュタインが、「もし自分が死にそうな状況の中で助かる方法を考えるのに1時間あるとしたら、最初の55分は適切な質問を探すのに費やすだろう」という言葉を残しているように、質問は「考える」を強力に手助けしてくれる。
いい質問は、いい答えを導き出す。
脳科学者によると、人は無意識を含めると、1日に約2万回も自問をしているとのこと。
当然、その質問の質がよくなれば答えの質もよくなり、人生の質もよくなる。
いい質問こそが、いい人生をつくっていくのだ。
質問には「考えを促す」以外にも、「新たな視点を与えてくれる」というチカラもある。
人の成長とは、これまでに考えたことがないことを考えられるようになることでもある。
人生経験が豊かな人ほど、1つの物事を多角的に捉えることができる。
多くの視点をもっているから、物事を立体的にとらえることができるのだ。
しかし、考えたこともないことを考えることは実に難しい。
なぜなら、考えたことがないことは考えられないからだ。