2019年7月12日、100年続く美しい会社プロジェクト ブラッシュアップ講座 新井和宏氏

新井さんからは
昨年設立した株式会社eumoの経営理念
「共感資本社会の実現を目指す」

これから新しい資本主義を創りたいという所から時代の流れを見て今どの段階にいるのか、そしてこれからの時代に何が来てどうありたいかについてをお話し頂きました。

オムロン創業者の立石氏のSINIC理論を紹介頂き、
https://www.omron.co.jp/about/corporate/vision/
既に1970年代に今の時代を示しており、実際にその通りになっている。

工業社会の最終段階である情報化社会の後には、2005年からの「最適化社会」、そのあと2025年からの「自律社会」へ移行すると予測され
最適化社会では効率や生産性を追い求める工業社会的な価値観で創られたエネルギー、食糧、資源などの負の遺産が最適化社会の段階で解決され、価値観が
人間としての生きていく喜びを追求するといった精神的な豊かさを求める価値観が高まると予測しています。

心の満足や個人の生き方を重視する社会へ
最適化社会では「破壊と創造を繰り返し、最適化されていく」

そして新井さんが語る共感資本社会とは

共感という見えない、貨幣換算できない価値を大切に育み、それを基礎(資本)として活動していける社会。
共感資本社会の実現には、社会関係資本の増大が大きく影響し、人と人が繋がり、人間としての成長が促されることにより、共感資本社会の実現が可能。

共感という考えはこれから来るであろうAIにも関連し
AIが普及した社会で一番希少になるのは、他者に共感する力を持つ人間
(マイクロソフト、サティア・ナデラCEO)

AIは本来人間しかできないことが何かという事を教えてくれる
具体的にAIが代替できない仕事として
「人に寄り添う仕事」
「0→1な仕事」
「一期一会な仕事」
「遊びのある仕事」
これらはパターン認識が難しく
感情や想いなどの「感性」が重要視される為
感性の時代がやってくるという事で体験談を踏まえてお話し頂きました。