100年続く美しい会社プロジェクト10月11日、新井和宏氏「美しい経営とは、お金を創造する」
100年続く美しい会社プロジェクト
月1、定例開催の100年咲CAS
新井先生を講師に「美しい経営とは、お金を創造する」
新井先生からはバランスを取りながら経営を行う事の重要性、美しい会社の大前提に具体的に定義すべきもの、会社の前に個々の在り方を決める事などを中心にお話頂きました。
バランスをとる事の重要性
経営において大切なことは、動き出す時に「左右対称かどうかが分かってバランスを保てる世界観を持つこと」
その動き出す時、常に存在するのは地面が動くこと(外部環境の変化)
つまり、自分が動く内面の部分と、地面が動く外部環境において
どちらか一方に傾かず、いつも自分のありたい状態を保てるか。
どんな状態であっても自分のありたい姿を常に作る事が美しい。と新井先生は仰られます。
さらに、美しい状態を維持する為には
ずれがある時に元々がずれている事に気づけていないか
動き出したらずれたのか、足元がずれたのか
それを自分が一歩引いて客観視する事が出来ればありたい姿を保つことが出来る。
新井先生は、自身の体験から視覚障碍者の方に教えているスキーを例に
自分が持つ能力においても本来持っている能力が衰えている認識を持つ事が大切で
いざとなった時に、その能力が使える状態になる事を解説頂きました。
幸せについて
多くの方は漠然と幸せを捉えている
具体的にイメージを持たないと実現できない。それはスポーツの世界では当たり前の様に言われている中、昨日、今日と1日幸せを意識して努力した事があるか?
「幸せになる為に頑張っている」というものの、その幸せの定義が漠然としているのが現状(幸せになる事というのがどういう状態かがわかっていない。)
そこに見えないものと見えるものの視点が入り
見えるものを過度に信じているから見えるものを追うことの先に幸せがあると捉えている
見えるものを追いかけ続けて本当に幸せになっている人がどれだけいるか?
実際のところ、これだけ自殺の多い日本において幸せの在り方はバランスが見えるものに偏っているから
見えないものの大切さでバランスを保つ事に意識を向けてほしい。
さらに、会社としての前に個人から見ること。自分が幸せである形は何か?
新井先生はこれからの時代は共感本主義と捉え、共感を得られるとあの人、あの会社を応援したいという人的資本が
目に見えない資本(価値)に値し、目に見える金融資本(お金)とのバランスにおいて成り立つと仰られます。
お金の様に見えるものだけだとバランスに偏りが生じる為、見えないものを自分の中で定義してバランスを保つ事に本当の幸せの定義が存在する。