アフターコロナはMAOで占う
自分で書いておいて、なんだかよくわからないタイトルだ。
「MAO」で真央ちゃんを連想する人がいるのか?(そういえば最近姉妹で出番減った?)
あるいは、大地真央さんを連想する人がいるのか?(相変わらずお美しい!)
はたまた、漫画やアニメのタイトル名や、
声優の名を思い浮かべる人もいるかもしれない(かわいいっ、、)。
残念ながら、すべてハズレである(当たるわけないけど)。
ズバリ本題に行くと、M&Aのポータルサイトである。
https://maonline.jp/
正確にはMAOではなく、M&AOかもしれないが、誤差の範囲だろう。
まず、記事がいい。しかも、無料だ。
メルマガも来る(今日登録したばかりなのでまだ来てないけど)。
運営会社もその道のプロで20年以上の社歴がある。
代表の荒井邦彦氏は、公認会計士・税理士でなんだか信頼できそうだ。
https://maonline.jp/pages/about
世の中のビジネスの動き、我々を取り巻く市場環境の変化を知ることは、我々が今後どうあるべきか?どう生きるべきか?日本という国がどういう方向に進むべきか?を占う羅針盤や地図となりうる。
アフターコロナは間違いなく、企業や事業のスクラップアンドビルドの大きなフェイズに入るでしょう。それも、国やエリア、業界や業種を超えての売ったり買ったりが加速するように思う。それに伴い、国やエリア、業界や業種を超えた人材の流動性も高まるかもしれない。
自分たちの目の前の市場だけ見ていると、気付いたら船底に穴が空き、沈没しそうと言うことになりかねない。
以下、2年ほど前に某経営コンサル役員から頼まれ、母校の某経営研究のゼミの学生さんに、私がこの20年あまり主戦場としてきた「コーポレートベンチャー」の話をしたときの資料からの引用。
経営は航海の如し。
・船=会社
・目的地=理念やビジョン
・航海計画=事業計画、目標
・海図、羅針盤=戦略・戦術
・船長=社長(オーナーまたは雇われ)
・船頭、航海士=役員、経営幹部
・船乗り=一般社員、スタッフ
・積荷や乗客=商品やサービス、顧客
・天候や風向き、海流=市場環境
・飲食料、燃料=資金繰り
特に経営者は中長期の理念やビジョンを持ち、
先見性のある事業計画と目標を持たないと事業は作れない。
具体的な計画を実現するためには、市場をしっかりと捉え、予測した上で競争優位の戦略を立てて実行していく必要がある。
これからの時代は間違いなく、その戦略の柱はM&Aになる。
いい意味でのトライ&エラーによる、新しい価値の創造の時代。
M&Aの利点はお金で時間や労力、人材やノウハウ、技術、信頼できるパートナーや顧客を買えること。
これをダイナミックに進めていかないと、日本は間違いなく荒波に呑まれ、岩場で座礁して「沈没」する。
海外との比較による競争力や地位の低下により。
コロナでわかったことは、オンラインで仕事を進めればボーダーレスかつ効率化とスピードアップになるということ。これは島国日本にとってはチャンスである。
ただ、それだけではいけない。
日本人の最大の弱点は仕事において非合理的で非効率的な点だ。
アフターコロナは、IT導入や不効率な業務の見直しにより、オフィスワークが省力化、効率化されていくと、日々の定型的な業務、たとえば、毎日チマチマしたExcel作業をこなして仕事をしているつもりの人たちの多くは職を失うだろう。
単に集計や分析するだけの仕事には価値がなくなる。分析結果を生かしてどうアクションを起こすかが人間がやるべき仕事になる(というか本来はそれが当たり前なのだけど、職人的な人たちには理解しがたいらしい)。
分析結果を見つつも、すでに走り出しており、走りながら考えるぐらいの思い切りの良さとスピード感が求められる。星を観察し、潮流を読み、風を感じ、山立てしながらおおよその予測をつけて船を進めるが如く。
そういう意味ではただの集計分析だけで先の見通せないリサーチャーは不要になる。これからの航海図は常に先行き不透明で変化するからだ。
アフターコロナは間接部門のリストラクチャリングにもつながる。
経理業務はどんどん自動化されていく。日々の経費精算や請求&支払い、入金確認はもちろんのこと、決算や監査業務すらシステムでできるようになる。締め日と月末月初だけ忙しく、他は仕事をしているフリをしたり、上目遣いばかりする経理担当者はいらない。
法務もAIでできるようなったら、弁護士にリーガルチェックを回すだけのなんちゃっての法務担当者もいらない。弁護士と直接話した方が手取り早い。
人事も人材の採用(マッチング)や評価(アセスメント)、配置の最適化(タレントマネジメント)もほとんどAIでできるようになる。私はそもそも人事一筋何十年とうそぶく輩を信用してない。研修や人事の制度設計は予算だけ取って外注に丸投げだし、人の異動や評価も「ヒトゴト」だと思っている連中だから。
そのうち大きい本社じたいが必要無くなり、経理も法務も人事もAIやシステムが代行したり、在宅アウトソーシングの経理や法務、人事のスタッフ(元大企業の経理部、法務部、人事総務部)が対応することになるかもしれない。
社長もSF映画のボスみたいにホログラムでいいじゃないか。どうせ会社にいないことが少ないし。さらに、取締役会でただ座っているだけの監査役や顧問もクラウドの人材で十分だ。経営データが可視化され、末端のスタッフとも直接面談できる仕組みや機会があれば。
クラウド型の経理システムサービスで伸ばしている某企業は社員数百人の間接業務を数人で回しているとか(3年ぐらい前の話なので今はもっと社員増えているかも)。
この変化の大波で職を失う可能性のある人たちは、今のうちにもっと経営やビジネス、マーケティングを勉強した方が良い。経営やビジネス、マーケティングのわかる経理や法務、人事ならまだ存在価値があるし、逆に元々の専門性を生かせるかもしれない。
これからの時代、内向きの仕事や活動にエネルギーを注ぐのは最低限とし、外への活動へ最大限のエネルギーを注ぐべき。本来、スタートアップのベンチャーはそうなのだが、組織が大きくなるとみんな忘れてしまい、偉そうになって勘違いしてしまう(↓の資料も母校の某ゼミ生に話をした時のもの)。
オンラインによるボーダーレス化とM&A、そして仕事のやり方改革が間違いなく重要な戦略のキーワードになると思う。それで人々の暮らしや生き方も変わってくる。人々の暮らしや生き方も変わると、世の中も変わってくる。何でもかんでも政府や行政のせいにする輩がいるが、それは物事の本質や世の中の道理をわかってない。ただの無責任な理想家、原理主義者だ(左巻きの人たちの典型的な特徴であるが)。世の中を変えていくのは自分たち自身であり、そのためには自分自身を常に成長させ、変えていくしかない。
Amazonはそういう点では凄まじい企業だ。
ぜひWebで調べるなり、本を読むなりして企業研究して欲しい。
「死んでいる会社」にならないために――アマゾンの「Day One」とパナソニックの「日に新た」
https://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1805/08/news004.html
社員の行動規範であるOLPも素晴らしい。
https://note.com/rb22kishi/n/n4235e2932093
これからはGAFAで最も成長し、勝ち残るのはAmazonだと思う。
個人的にはAppleには独自路線で頑張り続けて欲しいと思うし、30年後にGoogle(alphabet)が無くなっても生き残っているかもしれないが、スケールの大きさと将来性、継続性ではAmazon優位だ。
Amazonについては別の機会にまとめて書こうと思う。
話を戻すと、私はM&AOnlineの回し者ではない(今日知ったばかり)が、ぜひ購読をオススメする(タダだし)。
また、こちらのサイトも併せて定点観測することをオススメする。
不景気.com
https://www.fukeiki.com/bankrupt/
不景気、倒産とM&Aはコインの表と裏の関係だ。
私も昔はよくCheckしていたが、すっかりご無沙汰。