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文系英国大学院修士論文(セカンダリーリサーチのみ)

今回は自分が今年の9月に提出したロンドン大学の修士論文について、どういった方法で研究をして書いていったかというのをまとめておこうと思います。

はじめに断っておくと私は全く真面目ではなくDistinctionで卒業できるような学生ではないので、一つの参考材料にして頂けたら嬉しいです。ここでは主にリソース、勉強場所、自分のスケジュールとその他自分の知っている方の情報について書いていきます。

前提として、論文は英語で、私は開発学部に所属していましたが論文自体は国際関係学よりの内容です。

リソース(文献探し)

リソースって論文書いたことあるならわかるようにとても大事ですよね。これは所属大学にもよると思うのですが、どこの大学に所属しているかによってかなり手に入るリソースの幅も変わってきます。私の大学は開発学ではある程度有名らしいのですが、資金に乏しかったこともあり結構無料アクセスできないリソースがありました。しかし、最低限必要なものは手に入ったので、あまりリソースで困るということはなかったです。(博士課程に進もうと考えている優秀な友人はかなり憤慨していましたが汗)では、下記に箇条書きで私が主に使用したリソースを書きます。

1 Jstor  

鉄板、誰でもアクセスできて無料でダウンロードできます

2 Taylor & Francis 

大学アカウントからのアクセスができたのでかなり重宝しました

3 Research Gate

ここに著名な研究者から研究者までアカウントを作って自分の論文などをシェアしているようです。言うなればアカデミック版Facebook?

4 SAGE journals

これも大学アカウントからアクセスできたのでかなり重宝しました。

5 Wiley Online Library

これはあまり使いませんでしたが、一応。。

6 Google Scholars

みなさんお馴染みのGoogle Scholarsです。だいたい誰に文献探しの方法聞くと最初に出ててくるのがGoogle Scholarsでした。あらゆるサイトの文献が出てくるので、色々上記にあげましたが、これを使っていたらほとんど全てカバーできるので問題ないかもしれません。

7 大学図書館の蔵書

コロナ前はかなり使っていました。

勉強場所

勉強場所はズバリ、図書館(コロナ前)です。朝から晩まで篭っていました。昼寝ばかりしていた記憶があります汗 私は自分の大学の図書館ばかり使っていて、近くに大英図書館とか色々あったのに結局1回も使いませんでした。。。実際あそこで歴史に名を残す人々(マルクスなど)が勉強してきたのでこれから勉強する方は色々な図書館で勉強してみてはいかがでしょうか(誰?w)

イギリスはコロナの影響で3月中旬から学校閉鎖になりました。そうなってからは、主に寮の自分の部屋かコモンルーム、もしくは公園などで勉強していました。

自分のスケジュール

私の大学では入学後年をまたいで2月から自分の研究計画書の提出と希望する教授を3人まで選んで報告しなければなりませんでした。そして3月に教授と面談して修士論文の方向性を決めていきました。(決めるに当たって1月2月くらいからみんな教授のオフィスに行っていました)そこから方向性は決めたのですが、私の場合は、コロナとロックダウンを言い訳に全く修士論文に取り組まず、7月くらいになって少しずつ取り組み始めました。なんとか修士論文なるもの (恥ずかしくて人前には出せませんが)を完成させ提出しました。修士論文にかけた時間は180時間から200時間くらいです。。(少ない。。)

自分の知人のスケジュール

ここは自分の話ではないので、かなり推測が入ります。すみません。周りの日本人で社会人経験のある方は結構早くから取り組んで早くに終わらせている方が多かったように思います。焦っているのはだいたい学部から上がってきた人だったように思います。


本当にざっくりと文系の英国大学院における修士論文に関しての情報を書いていきました。人それぞれ意見があると思いますが、私は修士論文を書いてよかったと思います。修士論文を書くことによって、普段使わない(私はw)思考力を使いますし、文献や思想についての理解も深まったように思います。修論を書き終えた今だからこそ読みたい本が沢山あります。1年の修士を終えて変わったことと聞かれると、実際そんなありませんが、確実に視野が広がり、自分の興味関心がいい方向に広がったと感じています。駄文でしたがここまで読んで頂きありがとうございました。

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