Michael Kanekoとの出会い
これがMichael Kanekoから届いた初めてのメッセージ。
そして直後に聴いたのがこの曲。
再生ボタンを押すと、セミの鳴く夏の庭で弾き語る青年の姿が。
なんの先入観もなく聴き始めたが、歌が入ると一気に画面に引き込まれた。
このギターのリズムにこの譜割で歌乗せるの?
え?どうなってるの?
さらっと歌ってるけど、メロディセンス、声の倍音・・・、一度に様々な情報がドッと体の中に入り込んできた。
この時の衝撃は今でも鮮明に覚えている。
とてつもない才能を見つけてしまった。
いや、待てよ、この一曲だけかもしれない。
落ち着こう。
そう思いつつも、心は完全に踊っていた。
他の曲も粗探しのように聴いてみるものの、いい曲ばかり。
食事に出て事務所に戻り、もう一度聴いてもやはりすごい。
Michael Kanekoを世の中に聴いてもらわないと。
その思いはメールをもらってわずか2時間で固まり(現に上記の通りメールの返信は2時間後)
5年経った今も僕は毎日、変わらず彼のサポートを続けている。
めまぐるしく変わっていく音楽シーンに一喜一憂せず
社会のネガティブにものまれず
ただ音楽を作り出し、必要とされる人に届ける。
その余力を常に持ち続けること。
マインドをキープすること。
大きなヒットが出なければさようなら、ではなく
スタッフとアーティストが一丸となり
何度でも挑み続けること。
もちろんそのためにはお金は必要。
ヒットが必要なのかもしれない。
でも、ビッグヒットよりも
少しずつ熱いサポーターが増え
一緒に歩んでいくイメージが持てれば
少なくともアーティストは次に進むチャンスをもらえる。
焦らず腰を据え、熱いサポーターに向けて日々語り続けていくこと。
その繰り返しは信頼になり、少しずつ輪が広がっていく。
アッと驚くヒットを飛ばし世の中のトレンドに躍り出るだけが音楽ビジネスではない。
Michael Kanekoに限らず、我々origami PRODUCTIONSはそれを体現しているつもり。
もちろんそれを実現させてくれているのはサポートしてくれている皆さんに他ならない。
ソサエティ(社会)という言葉の語源はラテン語のソキエタース(=親交、友愛、絆)。
さらにソキエタースはソキウス(=分かち合う)から来ている言葉だそうだ。
社会は1人では作れない。
でも全員が歩調を合わせる必要もない。
(そんな社会、怖いしねw)
ソキウス(分かち合う)できる人が徐々に集まって、ソキエタース(親交、友愛、絆)を深め、ソサエティ(社会)を作る。
Michael Kanekoの音楽が、そのきっかけの1つになってくれればと思いつつ
今日も僕は「Michael Kaneko最高!」と叫び続けるのです。