アニキンとベビトラ
「こんとんじょのいこ」と言ってみてください。
えなりかずきが「簡単じゃないか」と言っている風になります。
「てめれめせけぜです」と言ってみてください。
田村正和っぽくなります。
そんな9月下旬、こんなニュースが飛び込んできた。
世界中で250頭ほどしか生息していないネコが三匹も生まれた!?
これは行くしかない!!
と、我々取材班は一路、静岡は「伊豆アニマルキングダム」へ向かった。
今回同行するのは「CAT」(Choichoi Asobu Tomodachi)のタナカ隊員だ。
ちびっ子ホワイトタイガーに会えるのは10時半から11時までのわずか30分らしい。
伊豆AKは9時半OPENという事なので早朝6時に都内を出発したが、実は前日から興奮で寝られず…。しかし、眠気は全くなく高速道路から有料道路・一般道を法定速度で爆走した。
朝は必ず渋滞する港北~横浜町田辺り以外には特に渋滞もせず、予定通り9時過ぎにAKに到着。
駐車場に向かうと先客が3組ほどいる様子。やはり「みんなちびっ子ホワイトタイガーに会いたいよね」と駐車し、入場券を購入しようと車を降りようとした途端に豪雨&強風!とんでもない豪雨&強風!!だが晴天!?
ここ数年おかしな空模様が続いているが、もう4~5年もこうなんだからこの空模様が日本の気候なんだよな。このまま行けば3年後くらいには亜熱帯になるんじゃねえか?今だって防波堤で熱帯魚が釣れるもん。
通り雨…もはやスコールが通り過ぎたが9時半はとうに過ぎてしまった…ガーン!
気を取り直してAKに入場。
実はここは以前、THE★裏ワザメンバーと来たことがあるのだ。
檻のない広い敷地内で自由に過ごす動物たちとの距離がとても近くて、まるでサファリパークを徒歩で散歩しているみたいなんだよね。
どうやら当時とは少し変わったようだけど、相変わらず動物たちはのびのびと生活している様だ。
事前に調べたところホワイトタイガーの赤ちゃんに会えるのはわずか30分(無料)。しかし!抽選に当たると「ベビトラの体重測定体験(2組・各2万円)」と「ベビトラ体重測定見学会(5組1名につき2千円)」に参加できるらしい!
これは是非とも参加したい!!
入場ゲートを通ると、入ってすぐの所に建物がある。ここは、以前はペリカンを見ながら食事が出来るレストランだったが現在は閉鎖されていて、その横にベビトラ抽選会場がある。
俺達の前に6人組が並んでいて、その前に抽選を外した人たちが3人肩を落として通過していた。
その時信じられない言葉が!
「体重測定体験の抽選は終了しました~」
「見学会は残り1組で~す!」
な、なんだとぉぅっっっっ!?
まだOPENして15分くらいじょのいこ!
もとい、15分くらいじゃないか!
俺の前には5人とタナカ隊員。
俺とタナカ隊員はどちらが当たっても良いが、係の人が「確率は5分の1で~す!」と言っている。
すでに3人連続でハズしたのを目撃している状況でこれはマズイ。
残り6人が連続で外れるなんてあるのか?
1回外す確率は 4/5 なので9回連続で外す確率はその9乗。
(4/5)^9 = 262144/1953125 ≒ 0.134217728
約13.4%ってところか。
1回だろうが100回だろうが確率は5分の1(20%)なのに、連続で外す確率とかメンドクセエ…だから数学は嫌いなんだ…ブツブツ
そうこうしているうちに次から次へとハズしていく。
逆に俺まで外してしまう可能性も出てきた。
これはマズイぞ…
そしてタナカ隊員も外してしまった!俺が確認した限りで10連続ハズレである。
マジで俺もハズす目が出てきた。
いや、落ち着け。20%の当選確率は生きているんだ。
そうだ!こんな時のために昔から唱えてきた呪文があるんだ。
この呪文を唱えて数多のピンチを乗り越えて来たんだ!
俺は心の中で唱えた…
「てめれめせけぜです」
みなさんのお気持ちは毛玉と俺の健全な育成のために使われます。