親愛なる愛猫カルロへ
10月26日22時ちょうどに我が家の愛猫、中山カルロが虹の橋を渡り天国へ旅立ちました。
今までカルロの写真にいいねを下さった皆さまも本当にありがとうございました。
保護猫施設からお迎えして妊娠出産時からずっと私たち夫婦の心の支えとして、お腹の中にいた時から兄として友として娘を見守り続けてくれた優しくてフワフワの大切な家族でした。
約7年共に暮らしていてもなお、毎朝毎朝新鮮に「なんでこんな可愛い猫が家にいるんだ!!」と驚かされる強烈な愛嬌。赤子の娘がどんなに雑に触っても噛んだり引っ掻いたりせず、家族の誰かが泣いたり病に苦しんでいたらソッと寄り添いに来てくれる優しさ。家のどこでもお気に入りの場所にしてしまうマイペースさ。フワフワの毛。ちっちゃいお耳。まんまるお目々にとっちらかったお髭。カルロの全てが大好き。
4日前、今一番のお気に入りのソファにジャンプしようとして失敗。珍しいなと思った時から理解が追いつかない速さで状況が悪化していきました。
施設で出会った時点で腎臓を悪くし、8歳だったカルロ。早めに別れが来ると理解しながら迎え入れたつもりでした。でも急でした。
明らかな異変が起こる前までは階段を上り下りしてマイペースにトコトコ歩いてピョンピョンジャンプしてニャンニャン鳴いてた。
起きる度に帰宅する度に生きるために必要なことができなくなる、小さな命。今思えばの予兆はいくらでもあったのに。
一昨日の夜はパパのお腹の上で寝ていたのに、もう手足が動かない身体で、パパの身体から降りて横で寝ていた娘の胸に収まり、娘も無意識で抱き合ったそうです。
昨晩は3人それぞれに予定があったのに、カルロは3人が家に揃い、全員がカルロへの感謝とお別れの言葉を言い終わるまで頑張ってくれました。何かを伝えるとまばたきで答えてくれました。
もう頑張らなくて大丈夫だよ、と告げた後いつの間にか心臓が止まっていました。
そして先ほど火葬を済ませました。
一生撫でていたい、あのフワフワの身体を撫でながら、一生撫でていたかったなって思いながら、お別れしました。
本当は、この時がきたら私自身がもっとボロボロになると思っていました。
急ではあるけれど、それでもゆっくり、全く悔いの残らないぐらいにはお別れをする時間を、カルロが作ってくれたから、ほんの少し調整いただいた他はお仕事に穴開けずに済みました。
(※一応言うておくと無理はしてないです!)
カルロは、できすぎた猫でした。最期まで世界一優しくて可愛くてかっこいい、愛猫。カルロ。
カルロ、こんなに別れが辛くなるまで愛させてくれてありがとう。娘が言ってた「カルロのせいで猫好きになったんだからカルロを忘れられるわけがない」はきっと猫が人間に言われたい言葉ランキングに入ってるはず。
カルロ、我が家での暮らしが幸せだったかは分からないけれど食生活だけは療養食しか食べられずにおもんなかったと思う。天国では好きなもの好きなだけ食べてお気に入りの場所を転々として相変わらず猫砂に排泄せんくせに本能で砂かける仕草してもうてて欲しい。
カルロみたいに寿命の果てまで誰かのために頑張りたいから待たせますわね。
愛しているよ。