PSP版グローランサープレイ日記②キャラクター
グローランサーと言えば、なんといっても中二設定持ちのキャラクターたち。
そもそも中二病という言葉が自分をゲームやアニメの登場人物のような特別な存在と思い込む人物特性を意味するのでゲームキャラが中二気質なのは当たり前かもしれないが、ここまで全員中二なのすごくないか?中二のデパートというか。各種中二取り揃ってて、一口に中二と言っても色々あるんだなーと感心する。このキャラは割と普通のいい人のような感じだなーと思っていたキャラにも、とんでもない中二設定があったことが後に明かされたりする。
PSP版では新たなキャラクターが3人追加され、更に元々登場していたキャラクターのうち1人が攻略対象になっていた。
ただ私は1周目は元々の攻略対象キャラ達と元々のストーリーを歩むことにしたので、新キャラ3人のことをまだあまりよく知らない。
今のところの印象としては、ジャスティン好青年ぽいけど目バッキバキで怖いなーとか、メルフィはツンデレのデレが出てきても取り返せないくらい私の気持ちが嫌い寄りだなーとか、アメリアはミーシャとアリオストを掛け合わせて情熱を引いたみたいな人なのかなーとか。
なんかこう伝統的に、眼鏡キャラって頭脳明晰冷静沈着タイプと、野比のび太を代表とするドジっ子ダメダメタイプの2タイプがいると思っているんだけど(そうでもないか、地味平凡タイプとかあと近年は陽キャタイプとかもいるね)、その両方を持った人物というか。
その3キャラのことはよくわからないので、他のキャラたちについて。
久しぶりにプレイしてみて、昔以上にキャラの中二性を感じた。
おそらく、昔は私自身もアラウンド中二だったのでそこまで違和感を抱かずこんなもんかねと思って受け入れていた中二設定達が、大人になった自分から見ると一層際立つようになったということだと思われる。
あと当時中二病という言葉多分知らなかったしな。言葉自体は既にあったんだろうか?多分まだないよな、あの頃インターネットが一般家庭に普及し始めてからまだそんなにたってなかったし。仮にあったとしてもネット掲示板住民たちしか知らない言葉だったんだろうな。
久しぶりのプレイでもう一つ感じたのは、自分の好きなキャラが昔と変わっているということ。
昔は主人公とジュリアンとティピが好きだった。主人公はビジュアルが神なところと無口だけどプレイヤーの選択肢に幅がある(真面目だったりおとぼけだったり)ところ、ジュリアンはまぁあれはもう全人類が好きな王道だろう、でも欲を言えば途中で変な呼び方に変えたり主人公への接し方変えたりせずに最後まで初めの頃の性格のままでいてほしかった、ティピは元気なムードメーカーなところと、選択肢によっては主人公への好意を仄めかすようなことも言いだすのに基本的にはいつも主人公と他の女性たちの仲を応援するようなことばかり言っている(進行役だから当然だけど)ところに意外な健気さを感じてそこも好き。
まぁその3人は割と王道キャラなのであまり嫌いな人はいなさそう。
(でももしティピ嫌いな人いたらプレイ中なかなかきついものがあるだろうな、ずっと一緒にいてセーブとか戦闘中とかもずっと声がけしてくるしな。好きな私ですらそんないちいち全部言ってくれなくていいよと思う時がある。でもその部分の音だけ消すのはなんか嫌だし)
その3人のことは今も好きなのだけど、今回はエリオットの可愛さが際立っているように感じる。えっ、顔も性格も可愛すぎない?一番ヒロインしてない?
昔は時代もあり私自身がまだ子供だったこともあり私の出身地の男女観もありで「なんだこの男なのに女々しい人は」とむしろ嫌い寄りですらあったと思うんだが。
初期の守ってくださいスタンスも、後の成長も、全てが可愛い…!精神的に強くなってからのまっすぐでひたむきな性格にはジブリ映画のヒロインのような印象すら受ける。
笑顔が可愛い。すぐ赤面するのも、育ちがいいのも可愛い。主人公に憧れてるのも可愛い。髪型丸いのも可愛い。何でもないこと言ってても可愛い。まず声が可愛い、エリオットの声優さんを女性にしたのは本当に素晴らしい選択だと思う。
そしてパーティーメンバーとしても、攻撃速度(移動速度もだが)が圧倒的に速いから結構使いやすい。足の速さやら攻撃力やらなんやらはアイテムでなんとでも成長させられるけど、攻撃速度(攻撃後の硬直時間)はキャラごとに固定されてて装備品以外では下げられないしね。
好きだし使い勝手いいしでつい優先的にパーティーに入れがち。
あと、そこまで印象に残っていなかったけど今回すごくいいキャラだなーと思うのが、ウォレスとアリオスト。多分ウォレスは昔も気のいいあんちゃんだなと思ってそこそこ好印象だったと思うけどあまり記憶になかった。
ウォレスは冷静沈着に見えて意外と熱かったり割と悪どいこともするところに好感が持てる。アリオストと3人でのイベント?の時のあの返答には驚いた。
でも考えたらウォレスは自力で盗む2まで習得できるくらいだし、聖人なわけはなかったんだよな。でも自力で盗む3まで習得できる人と違って、闇があるというよりは、生きる上で色々あったんだろうなー、経験豊富だなー、生きるのに慣れてるなーという印象。いや、盗む3習得できる人も、仕方なかったんだけどね。
どちらのキャラにせよ、傭兵は清濁併せ呑むみたいなところがないとやっていけないのかね。
アリオストは、飽くなき知的好奇心に共感する。割と終盤で敵が結構やばいことをする前の緊迫した状況で「すごいな、こんな技術を持っていたのかー」みたいなことを言って感心していたのも好き。
そしてウォレスと同じく、3人でのイベント時の会話で新たな一面を見て、驚くと同時に好印象だった。まぁでも好奇心が強いということは元々分かっていたことでああいう方面でもそうだったということだから、意外でもないのか。
(ただあのイベント、今の時代だとアウトすぎるよな。恋愛シミュレーションRPGだし時代もあって仕方ないとはいえ、今の時代の価値観からいうと女性蔑視やばすぎる。女性キャラのみスリーサイズ設定あるのとかもね。まぁでも昔はそういうもんだったから…)
そして昔特に興味なかったライエル、今回は確かにイケメンだなと思う。作中にファンが多いというのも頷ける。
容姿はいいといっても主人公ほどではないと思うけど、性格かなりイケメン。リーヴスとの関係もよき。リーヴスは特に好きじゃないけど。
ミーシャも、昔あんまり好きじゃなかったけど、今回どちらかというと好印象寄り。一途でひたむきだし。
あと休暇でイベント以外の会話で花言葉教えてくれるの、他のキャラ達との会話よりは現実世界でも役に立つ?し。まぁ花言葉で買う花を選んだことは母の日のカーネーション以外では一度もないけど。
ルイセは昔嫌いだったけど今回もやっぱり嫌いだと思ってしまった。可愛い可愛いしたキャラは基本的に好きなはずなんだけど、なんだろう、ルイセは可愛い可愛いしてると見せかけて結構沸点がバグってるというか、初対面のフェザリアンの女王に対してキレ気味で話してたのがえっそこキレながら言うとこ?自分のお願い断られたからってキレるって自分の都合しか考えてなさすぎじゃない?と引いてしまい、それ以後も似たようなことがあり、あと力覚醒した後急に全てを知ってますみたいな語り口になるのもイラッとしてしまい、どうしても好きになれず。あと血繋がってないとはいえ主人公の妹というのがちょっと。恋愛対象として見れない。
ゼノスとカレン兄妹は、なんというか自分の中では無。特に好きでも嫌いでもない。強いて言うとカレン(に限らずだけど)エンディング条件満たすまでは例え好感度高くても占い結果が低く表示されるっぽいけどカレンの場合エンディング条件となるイベントが最後の休暇まで残っているので、あれこれカレンエンド無理?と思ってたら最後のイベント終えた途端に好感度MAXになるというところにハラハラさせられてちょっと面倒だった。占いで最下位なのにパーティー内で一番好感度高いキャラとの間に起こるイベントにカレンが現れた時の混乱は忘れない……。カレンのせいじゃないんだけどね。でも兄だったりなんだったりに恋心抱く近親相姦志向の強さもあまり好きではないかな。でも嫌いでは全くない。
脇役?の中では、副学院長好きだな、彼のことは昔も結構好きだった気がする。10人と話せるイベントでもそのうち一人に副学院長を選んだ程度には好き。
あとフェザリアンの女王や、アリオストの母も好き。
あともっと脇役というかモブだけど、ラシェルだかどっかに帰りたいと言いながらずっと帰れない魔法学院の生徒もなぜかちょっと好き。モブが時期によって違うこと言うのっていいよね。
あとは2周目に新キャラ3人+攻略可能になった1人を深く知るのが楽しみ。ただ新キャラみんな今のところあまり好きじゃないのがちょっと心配なんだけど、休暇イベントで会話するうちに好きになれるだろうか。攻略可能になったキャラに関しては好きになれる自信がある。
もうすぐ一周目終わるのでまぁそしたら腹括って新キャラたちを好きになれるように努力しようかな。今はエリオットの可愛さだけを堪能していたい。昔全エンド見たはずだけどティピエンド以外の記憶が全くないから楽しみ。