ホアキン・フェニックス・ベスト10

昨2019年は、DVD・ネット配信・劇場合わせ、映画を200本見ました。

その中で、ダントツでベスト1だったのは「ジョーカー」でした。

映画館で2回見ました。

予告だけなら、ネットで数十回は見てると思います。

主役のホアキン・フェニックスの演技に圧倒されまくりでした。

昔から彼の出演作は見てきましたが、この映画での彼の演技は、キャリア・ハイだと思いました。

でも「ほんとにキャリア・ハイかな」と思い、彼の出演作、全34本中33本を見ました(1987年の「ラスキーズ」だけはレンタルも配信もないため未見)。

以下、ベスト10です。

第10位「アンダーカヴァー」(2007/ジェームズ・グレイ監督)

潜入捜査物。マーク・ウォールバーグ、 ロバート・デュヴァルとのアンサンブルが素晴らしい。

第9位「ドント・ウォーリー」(2018/ガス・ヴァン・サント監督)

障害を負った体で、鬱屈を抱えつつも、実に人間臭い風刺漫画家を演じ切っている。

第8位「ゴールデン・リバー」(2018/ジャック・オーディアール監督)

イカれた殺し屋の役。なにをしでかすか分からない怖さ。

第7位「グラディエーター」(2000/リドリー・スコット監督)

冷徹な若き皇帝役。20代とは思えない貫禄の演技。

第6位「her/世界でひとつの彼女」(2013/スパイク・ジョーンズ監督)

AIに恋する冴えない中年男を好演。切ないながら、色気を感じさせる。

第5位「トゥー・ラバーズ」(2008/ジェームズ・グレイ監督)

自殺未遂を繰り返し、精神疾患を抱えながら、ひたむきに女性を愛し続ける。

第4位「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(2005/ジェームズ・マンゴールド監督)

伝説の歌手、ジョニー・キャッシュを熱演。ドラッグに溺れながら、ジューン・カーターとの愛憎入り交じった人生を送っていくさまはドラマチック。

第3位「ビューティフル・デイ」(2017/リン・ラムジー監督)

元軍人と、囚われた少女との間に芽生える不思議な絆。あまりにも不気味なホアキンの一挙手一投足に目を奪われる。

第2位「ザ・マスター」(2012/ポール・トーマス・アンダーソン監督)

新興宗教団体の教祖に憑りつかれていくアルコール依存の男。狂ったような演技が人間の本質をあぶり出す。

第1位「ジョーカー」(2019/トッド・フィリップス監督)

やっぱりこれが1位でした(笑)。説明不要の超絶演技。ガリガリに痩せた背中がアーサー・フレックの人生のすべてを物語る。

※番外「バックマン家の人々」(1989/ロン・ハワード監督)

子役時代の出演作。だが、重要な役どころで、すでにのちの名優の片鱗をのぞかせるような、繊細な演技が光る。

以上


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