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原始人に勝てていない
趣味である『クルマ(サーキットでのレースやスポーツ走行)』の整備&メンテナンスは、その特性や構造の意味を理解していくうえでも、できるだけ自分自身でやりたくて、ガレージワークで取り組んでいます。
ボルトやネジを回すなど、クルマにはいろんな整備メニューがあるわけなんですが、長年好きになれない『嫌いな整備メニュー』、トップ3は、
1位:ホースを抜く(クーラント系&燃料系&エア系のホース類)
2位:カプラーを外す(電気系カプラー&コネクターの取り外し)
3位:電気配線(新しい電子機器を取り付けるときの配線作業)
って感じです。
とくに1位と2位は、力を込めないと外れないし、その力加減によって部品が破損することがあるし、固着が強いと抜けた勢いで周辺に手をぶつけて血が出るなど、どうもスマートにいかなくて『嫌い』です。
このまえ、そんな話をメーカーのメカニックさんにしてみたら、「ホースリムーバーやカプラープライヤーは、使ってないんですか?」と。「え?、それってなんですか??」という展開に。
メカニックさん曰く、「こういう専用工具を使わないとプロでも手こずる作業ですよ」と。さっそくネットで探すと、あるわあるわ(笑。
で、手に入れた『ホースリムーバー(赤いヤツ・1,500円くらい)』と『カプラープライヤー(青いヤツ・1,200円くらい)』が、コレです。
試しに使ってみたのですが、なんの苦労もなくあっという間に、抜けたり、外せたり。これまでの苦労と流血の繰り返しは何だったのか。2020年の『嫌いな整備メニュー』ランキングは、間違いなく変わりそう。
自分が『嫌い』と感じることは、世の中の誰かも同じように『嫌い』と感じていて、そのなかの誰かが「改善してやろう」と考えて、人間らしい創意工夫とトライ&エラーで、世の中を便利&快適に変えていきます。
ただひたすら『嫌い』に耐えて、これは「こんなものだ」と諦めてきた自分が情けない。こういう改善意欲の低さ、ダメですね。
そうだそうだ、思い出しました。
前職時代にお世話になった役員が、私の仕事ぶりを見て、よく『嫌味』を言ってくれていました。「原始人のほうがおまえよりはるかに創意工夫しながら、物事を革新していくと思う」と。。
原始人にはもう勝てていると思っていたのに、甘かったか(^^;