何歩進んで、何歩下がるのか
ときどき無理をしたくなってあまり好きとは言えない『登山』をします(写真:標高1,699m、紅葉の安達太良山を登ったときの一枚)。長い距離&時間を重力に逆っていくのはけっこうキツイわけですが、その一歩一歩を続けない限り「登頂できない」ことを知っています(笑。
自分は幸か不幸か(幸だと思ってますが)、”ブランド力に歴史と実績がある世界的大手” と ”ゼロからの立ち上げた小さな無名ベンチャー” という、両極それぞれの会社と仕事を経験してきて今があります。
前者では割と経営側近のところで鍛えていただいた幸運さもあり、この両極経験を活かしつつ、真似事ではない自社に合った成長メカニズムを設計して、今の会社づくりにみんなで取り組んでいます。
ところがどっこい、やればやるほどに『三歩進んで二歩下がる♫(水前寺清子さんの三百六十五歩のマーチ)』の繰り返し、です。。
周りの経営者さんたちに有るようなキラキラとした突破力ある『経営の才』は、どうやら本人が想像している以上に不足していて、やればやるほどにその実力程度が社内外に証明されていくようです。
まぁ、これを憂いでいても何も進みません。
お客様や協力会社さんや仲間たちが頼りにしてくれている以上、目指している事業レベルを諦めることなく、挑み続けるしかありません(その過程でいろんな方々にご迷惑を掛けることが多く、すみません)。
でも、最近はつくづく思うんです。
どのような経営者さんたちだって、どこか「同じなんだろうな(自分ごときの質と同じじゃないことはちゃんと自覚しております^^)」と。
『三歩進んで二歩下がる』のか、『六歩進んで一歩下がる』のか、それは結果地点で5倍の差と違いをつくります。要は、必ず『下がる』であり、多くの企業の歩みにおいて、前進しようと歩くほどに『下がる』ことは避けて通ることができないひとつの『掟(おきて)』なのかも知れません。
ならば、『下がる』結果を得たときの捉え方や向き合い方が、次の『進む』ことができる歩数を決めるだろうし、この繰り返しが『下がる』に逆らう知恵やチカラを付けていくための、唯一の方法なのかな。
『進む』と『下がる』。
あえて『下がる』が欲しい経営者はいないでしょうけど、『進む』を手に入れたければ、ある程度の『下がる』は、もれなく付いてきます(笑。会社づくりばかりではなく、自己成長の原理原則も同じなのかも知れない。
それがイヤなら『下がる』だけ、ということだと思います。
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