【衝撃】令和7年度予算編成方針のチェックポイント!局長の権限が増大?ブラックボックス化の恐れも!?
要点まとめ
①局長マネジメント予算枠導入で権限が増大!?
②市民や議会に公開されず税金の使途がブラックボックス化する恐れも?
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「局長マネジメント予算枠」の拡充
「自律的なマネジメント機能の強化」に潜むリスクの考察
「自律的なマネジメント機能の強化」という表現は、一見すると効率的で柔軟な行政運営を目指すもののように映ります。しかし、行政の現状や組織運営の在り方を慎重に考えると、この文言が含むリスクについて冷静に検討する必要があります。
1. 透明性の低下の懸念
「自律的」という言葉の背後には、各局が独立して意思決定を行うことが強調されていますが、実際には意思決定のプロセスが不透明になるリスクがあります。議会や市民に対する説明が省略される形で、施策が進行してしまう可能性があり、行政運営の透明性が損なわれる懸念があります。
2. 責任の所在の曖昧化
「自律的なマネジメント」が強調される一方で、最終的な責任の所在が曖昧になる危険性があります。局単位での決定が行われたとしても、それが全体の方針とどのように整合しているかが不明確な場合、住民や議会が誰に責任を問うべきかがわからなくなる事態を招きかねません。
3. 議会との乖離の可能性
「自律的」という言葉が、実際には議会を通さずに迅速に施策を進めるための手段として用いられる場合、議会と行政の乖離が深まるリスクがあります。これは、議会制民主主義の原則に反し、行政の一部での決定が過剰に強調される構造を生む可能性を孕んでいます。
4. 市民の声が反映されにくくなるリスク
各局が独自の判断で施策を進める場合、市民の多様な声が適切に吸い上げられないリスクがあります。特に、「迅速な意思決定」の名のもとに、多数の市民が十分な説明や議論の機会を得ることなく施策が進む可能性があります。
1. 「積極的に」の曖昧さによる弊害
「積極的に」という表現は一見前向きに映りますが、実際には基準が曖昧であるため、恣意的な運用が行われるリスクを伴います。この曖昧さが次のような問題を引き起こす可能性があります。
問題点:
区長要望が過剰に優遇されるリスク
区長要望に対しては「積極的に予算要求に反映」されるそうです。プラチナ市役所プロジェクトも「積極的に予算要求に反映」
プラチナ市役所プロジェクトがどのようなプロジェクトなのか調べてみると市職員の働きやすさや働きがいにフォーカスした内容でした。
例えば、
・コロナによって弱まった職員同士のつながりを強めたい!・近年のトレンドを踏まえたOA化等の職場環境(什器等)を整えてほしい!・他の部署のように私の部署もフリーアドレス化したい!等の要望が見られます。
「意地悪な見方をすると、予算が以下のように使われることも考えられます。
「職員間のつながりを強めるため」と称して行われる飲み会やレクリエーションの開催。 「職場環境の充実」としての「おしゃれなオフィス化」。 さらに「フリーアドレス化」の名で高速ネットワークの導入や高性能ノートパソコンの支給など。
「重点戦略推進予算枠」の創設についての考察
「重点戦略推進予算枠」の創設は、一見すると市政の新たなビジョンを具体化するための積極的な取り組みのように見えます。しかし、その運用方法や枠組みが現時点で不透明であることから、以下のリスクが考えられます。
1. 透明性の欠如による不信感
「各局室の要求額の上限は、別途通知する」とされており、具体的な予算配分の基準や上限額が明確ではありません。この不透明さは、以下の問題を引き起こす可能性があります:
恣意的な運用のリスク
上限額が後から決定される場合、特定の局やプロジェクトに過剰な配分が行われる可能性があり、公平性を欠く結果を招く恐れがあります。議会や市民からの信頼低下
明確な基準や上限が示されないことで、予算運用が恣意的であるとの疑念が生じ、市民や議会からの信頼を損なう可能性があります。
2. 既存の「局長マネジメント予算枠」との重複
すでに存在する「局長マネジメント予算枠」と別枠で創設されることにより、次のようなリスクが生じます:
役割や目的の混乱
「重点戦略推進予算枠」がどのような事業を対象とし、「局長マネジメント予算枠」とどのように使い分けられるのかが曖昧である場合、局や市民がその意義を理解しにくくなります。予算の二重管理による非効率性
予算枠が複数存在することで、局の管理負担が増加し、予算執行の効率が低下する可能性があります。
各経費間での配分額移動が可能な点に関する考察
文言にある「局長マネジメント予算枠内の各経費(『重点戦略経費』、『臨時等経費』、『経常的経費(その他)』、『内部管理費』)の間での配分額の移動は可能とする」という規定は、予算執行に柔軟性をもたせることを目的としているように見えます。しかし、このような自由度が高い運用は、次のようなリスクを伴う可能性があります。
1. 予算の恣意的運用リスク
各経費間での配分額を自由に移動できる仕組みは、局長が予算を恣意的に運用する可能性を生み出します。たとえば、以下のような事態が懸念されます:
重点戦略経費への過剰配分
目立ちやすい「重点戦略経費」に予算が偏り、日常業務に必要な「経常的経費」や「内部管理費」が圧迫される可能性があります。透明性の欠如
配分額移動の具体的な理由や影響が市民や議会に明示されない場合、予算運用の不透明感が増大します。
結論
ブラックボックス化を防ぐには、透明性、説明責任、市民参加の3つが鍵となります。市民が予算運用を監視できる環境を整備し、議会や外部監査機関を活用してチェック機能を強化することで、公平で信頼できる予算運用を実現できます。市民が「見える」「参加できる」仕組みがあれば、令和7年度予算編成方針も安心して施行できると考えます。
市民の目線に立った透明性確保の仕組みを構築する必要性
1. 予算運用の可視化
市民が予算運用の状況を把握できるよう、次のような仕組みを導入することで透明性を確保します:
オンライン公開
各経費の配分状況や、移動が行われた際の理由・目的を、専用ウェブサイトや市の広報媒体で定期的に公開する。予算執行レポートの発行
各局が予算の使途と成果をまとめたレポートを市民向けに発行し、配分の正当性を説明する。
2. 市民参加の強化
市民が直接行政に関与できる仕組みを整えることで、ブラックボックス化を防ぎます。
市民参加型予算ワークショップ
市民が予算の優先順位を議論できる場を設け、市民目線での予算提案を反映させる。市民モニタリング委員会の設置
独立した市民団体や第三者機関を設置し、予算運用の監視を行う。
3. 第三者監査の導入
市民が信頼できる第三者による監査を導入し、透明性を担保します。
外部監査機関の活用
予算の配分や使途が適切かを、独立した監査機関が定期的に検証する。監査結果の公開
監査報告を市民に公開し、問題があれば速やかに是正する仕組みを構築。
4. 議会での議論の活性化
市民の代表である議会が、予算運用の透明性を確保する重要な役割を担います。
詳細な審議の義務化
各局の予算配分や移動について、議会で詳細な説明と議論を義務付ける。議会報告の充実
議会での審議内容を市民が分かりやすく理解できる形で公開する。
5. 評価基準の設定と成果公開
予算がどのように使われ、どのような成果を上げたかを市民に示すことが必要です。
具体的な成果指標の設定
「重点戦略経費」や「臨時等経費」など、それぞれの経費の目的と成果を数値や具体的な事例で示す。成果の市民評価の仕組み
施策の成果について、市民が意見を述べるアンケートやオンライン評価システムを導入する。
6. 政策提案の透明化
予算要求の背景や意図を明確にすることで、議会や市民からの信頼を得ます。
政策立案プロセスの公開
どのような根拠で予算要求が行われたのかを、市民に分かりやすく説明する資料を提供。意見公募制度の強化
政策提案や予算要求に対する市民の意見を募集し、それを反映した形で施策を実行。
7. 緊急時の対応ルールの明確化
「臨時等経費」など急な支出が求められる場面での透明性を確保します。
緊急支出基準の明確化
緊急性の高い支出を明確に定義し、その判断基準を市民に公開。事後説明義務の徹底
緊急支出が行われた場合、事後に議会や市民に対して詳細を報告する仕組みを導入。
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