「美味しい」のうらがわ
今回は、私の仕事中での出来事。
私が今担当している患者さんの飲食店のお客さんの話。
患者さんと患者さんの旦那さんと基本的に2人でやっている駅周囲の居酒屋さん。
ここ最近はどうしてなのかお客さんが多く、アルバイトの子が居ないと回らない人数を2人で回している時もあったそうです。
恐らく、旅行しやすくなり世間の緩みが間接的に回ってきたのではないか?と分析してました。
そんな中、二組のお客様のお話をしました。
一組目は新高速道路の工事現場で働く30代前半男性の4人組のお客さん。
こちらのお客さんは分かりやすく言うと、
『俺様は客だ!』タイプの方だそうです。
注文を受けるときも、
「生3!焼酎!唐揚げ!…」
(私が商品を把握していませんがこんな雰囲気。)
食べたいもの、飲みたいものをただそのまま言うだけ。
店員である患者さんが、会話を作るためにどうしてお店を選んでくれたのかを伺うと、
4人のうち1人が同じ会社の別の人とグループで1度だけ来店されたそうです。その印象からあそこ行こうとなったそうです。
すると
その話しの話し方が、一度来たのに覚えてないの?と言うような雰囲気で話をされたそうです。
患者さんが思い返すと、どう頑張っても個人の特定した記憶がなく、かろうじてガタイのいいお兄さんが来店したのだけは覚えていたそうです。
でも患者さんは特徴がなかったとはいえ覚えていなかった私に非があると反省してました。
そのような感じで、
お客さん自体は特別に意思疎通ができなかった訳ではないのですが、働いている側からしてみたら”癇に障るような態度”が多かったそうです。
二組目はタイ人5人組のお客さん。
こちらのタイ人のお客さんは日本語が話せず、2人がかろうじて英語を話せると言う人がいたそうです。
英語表記のメニュー表もあらかじめ準備してあったのですが、そのお客さんはネットで調べてきて写真を見せてこれが食べたいと訴えていたそうです。
このクッソ忙しい時に言葉の壁がタイムロスとなっていました。
そんな姿を見た常連さんが代わりに英語で通訳をしてくれたそうです。
そしてそのタイ人の方々が最後お会計をした後に、
「オイシカッタデス。」
と日本語で言ってお店を後にしたそうです。
一組目のお話は完全に愚痴でしたね。笑。
私も端くれではありますが、
医療と言う『サービス』を人に提供している身として、
ただ提供するだけでは質の良いものは提供できないと思っています。
自分が質の良いサービスを提供したいのなら、
自分自身がサービスを受ける際は質の良いお客さんでなければ分からない事もあると思うからです。
私はこれを意識してさまざまなサービスを受ける際は気をつけています。が、質の良いお客さんになれているかは分からないです。まだまだ未熟です。
二組目のお話は患者さん的には忙しかった!と伝えたかったと思うのですが、私はその時にこのように伝えました。
もちろん、私がその場にいたわけではありませんので想像した雰囲気が誤っているかもしれませんが、わざわざ最後に伝えてくれると言うことはそうだったかもしれません。
日本語がわからない人があえて日本語で感謝または感想を伝えるその思いやりが滲み出ていると私は思いました。
実際のところは本当に分かりませんがそのような出来事があったというお話でした。
その際に患者さんは、
こんな雑談や愚痴話してしまって…なんて仰っておりましたが、
私はこのお話を伺い改めて自分のサービスに対してと、
逆の立場の立ち振る舞いを見直すことができました。
みなさんはいかがでしょうか?
自分の立ち振る舞いを改めて見直してみてはいかがでしょうか?
ではまた!