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第6回ヨーロッパ周遊記(2024.8)⑩ドイツ🇩🇪ノイシュヴァンシュタイン城[442]

 オーストリアのレッヒに滞在した後は、ハイライン179やフュッセンなどに立ち寄り、いよいよ世界遺産ノイシュヴァンシュタイン城に来ました。日本で学ぶ世界史では耳にすることのない場所ですが、世界遺産にも指定されているのでどのような魅力があるのか楽しみでした。実際にここに訪れる観光客の数も多いみたいで、事前予約をしていないと当日券の販売はかなり限られているそうです。今回、私たちは城を一度見ておきたいと思っていたので、チケットは当日券で買うことができれば入るつもりでしたが、見事に当日券を購入することができたので城内の見学をすることにしました。

 城内は撮影禁止のため写真に収めることはできませんでした。しかし、バイエルン王のルートヴィヒ2世がこの城の建造にかける思いを知ることができたとともに、彼が精神的に病んでいたために多大な国費を使ってこの城を建造したことや彼が退位した後の変死などを考えると、このような豪華な建造物が当時の人々を苦しめていたのではないかという疑問が出てきます。

 ちなみに「ノイシュバンシュタイン」というのは、新しい(ノイ)、シュヴァン(白鳥)、シュタイン(石)という意味で、白鳥が城の壁の中に描かれていたり城のいろんなところで見ることができました。

駐車場やチケットセンターから城へ向かう道からも城を確認できます
ハイキングコースでは流れる水も美しい
ホーエンシュヴァンガウ城
眠れる森の美女の城のモチーフ?
(今回は訪問していません)

城の美しさ

 初めにこの城を見て思ったことは、見る角度によって城の雰囲気が変化するということでした。外観や中にある装飾品はとても豪華で、ルートヴィヒ2世の城へのこだわりが強く感じられました。
 城の建造の際にヴァルトブルク城がモチーフになっていることをオーディオツアーの中で聞いて驚きました。数日前に訪れたヴァルトブルグ城と繋がっているのは非常に面白かったです。また、玉座の間には「仏教」の世界観が一部描かれており、心を病んでいたルートヴィヒ2世はヨーロッパの宗教だけでなく、遙か遠いアジアのインドで生まれた仏教にも一部救いを求めていたのかもしれません。

ハイキングコースの終わり辺り
この入り口からチケットを確認して城の中に入るための広場のようなところに行きます
待合場所から城内部に入る前に見れる建物
マリエン橋は行列でした


<参考HP>


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