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第7回ヨーロッパ周遊記(2024.10〜11)②スペイン🇪🇸サラゴサ464

 初のスペイン旅行で訪れた2つ目の場所はサラゴサ"Zaragoza"です。アルファベット表記では読み方が一致しないような感覚がありましたが、いろんな魅力的な場所があり少しずつ馴染んでいきました。この都市は、ゴヤゆかりの地であり、世界で唯一大聖堂が2つある都市だと公式HPでも謳っていました。このイスラーム様式の建築の跡も感じられるサラゴサで訪れた場所を記録していきます。

ヌエストラ・セニョーラ・デル・ピラール聖堂

 サラゴサ中心部付近を流れるエブロ川にかかる大きな石橋を渡っていると、この聖堂がすぐに目に入ってきます。これは聖母マリアに捧げられた聖堂で、中にはゴヤのフレスコ画や聖なる礼拝堂の聖母像は非常に美しいです。撮影禁止のサインがあったので記録はしませんでしたが、サラゴサに来たら必ず1度は訪れてその美しさに触れてほしいと思いました。

ライオンの像がある大きな石橋
川の流れは結構激しかったです
正面の広場からは迫力を感じます

サルバドール大聖堂

 この大聖堂はキリスト教以外の建築様式が含まれていることが一目でわかります。建物の周りを歩くと、とても美しいイスラーム様式の模様を見ることができ、ここがモスクであったことも理解できます。ドイツやオランダでは目にすることのない、この美しい混ざり合った様式はスペインならではの建築の美しさだと思います。

 中に入るのは有料ですが、聖堂に保管される貴重なものをたくさん見ることができます。説明も充実している(オーディオツアーでは英語になると思います)ので、時間をかけて楽しむこともできます。

正面の開館時間を確認して入りました(有料)
オーディオツアーあり。内部は撮影禁止

アルハフェリア宮殿

 11世紀に建造された世界遺産です。イスラム城として建てられ、その後は要塞としての役割もあったそうです。ムデハル様式であるこの建物内で見られる模様がとても美しく、幾何学模様はイスラム美術の魅力の一つだと感じられました。ここは現在アラゴン州議会が開かれる場所にもなっており、世界史ではアラゴン王国といえば、イベリア半島に侵入してきたイスラム勢力を排除するために立ち上がった3国の1つでもあります。また、カスティリャ王国と連合してスペイン王国を作ったこととして知られています。アラゴン王国に関する資料も展示されていました。美術や文化などはこのような混ざり合うことで新しい美しさを感じることもできると思いました。

正面からは円形の塔が特徴的
美しい模様


 以上、マドリードとバルセロナの間に立ち寄る場所として滞在しましたが、たくさんの魅力ある場所に訪れることができてよかったです。夜の街並みも非常に美しく、美味しい料理も食べることができました。次はバルセロナです!

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