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HUNTER×HUNTERを読んだことがない貴方への鎮魂曲(レクイエム)

「ウヴォーさん聞こえますか?オレたちから貴方への鎮魂歌です」
ども、漫画は結構読みますクロロ・ヨシノルフルです。(河野です)

皆さまお分かりですよねこの言葉。そうです幻影旅団団長クロロ・ルシルフルの名言です。(記事のタイトルにするにはあまり適してはないですがw)

ピンときていないそこのあなた!!!!

今回は、最近連載再開された「HUNTER×HUNTER」という漫画をまだ読んだことがないあなたへ「HUNTER×HUNTER」の魅力となぜ読んだ方が良いかを4つのポイントでお話しさせてください!(読んだことある人も熱い想いを聞いてください!)


1.「HUNTER×HUNTER」の紹介

・著者:冨樫義博(過去に幽遊白書を書いていた先生で、セーラームーンの著者の旦那さんです)
・出版社:集英社 週刊少年ジャンプ連載
・単行本巻数:38巻(9月に約1年10ヵ月ぶりに最新刊がでました!)
・連載期間:1998年3月3日〜現在まで、約26年5ヶ月
・休載期間:合計約10年ほど(これもHUNTER×HUNTERの大きな特徴です)

最新刊が9月に発売されました!

2.あらずじ

「HUNTER×HUNTER」は、主人公のゴン・フリークスが「ハンター」という資格を目指し冒険に出るところから始まります。ゴンの父親ジン・フリークスも伝説的なハンターであり、ゴンは彼の足跡を辿るために旅を続けています。
物語は多くのエピソードに分かれており、ゴンが様々な仲間と出会い、成長していく姿が描かれています。代表的なエピソードには「ハンター試験編」、「天空闘技場編」、「ヨークシンシティ編」、「グリードアイランド編」、「キメラ=アント編」、そして「暗黒大陸編」があります。各章で異なるテーマや敵が登場し、それぞれがゴンとその仲間たちにとっての大きな挑戦となります。

3.なぜ読んだ方が良いのか

なぜ読んだ方が良いのかの理由は大きく4つあります。

①話の作り込みがエグい

とにかく話の作り込みがエグいです。中でも特に話の作り込みが素晴らしいエピソードとして、「キメラ=アント編」を挙げたいです。
この話は、物語の複雑さ、キャラクターの成長、そしてテーマの深さが際立っています。

キメラ=アントという生物が主要な敵として登場し、このアントたちは人間を捕食し、その遺伝子を取り込むことで進化し、知性と個性を持つようになります。特に、キメラ=アントの王「メルエム」の成長と変化が物語の中心にあります。

メルエムは当初、冷酷で無情な存在として描かれますが、人間の少女「コムギ」と出会うことで、次第に感情や倫理観を持つようになります。彼の成長と葛藤は、読者に深い印象を与えます。敵であるはずのメルエムに対して、読者が共感し、彼の運命に心を動かされるような緻密なキャラクター描写が、このエピソードの見どころです。

キャラクターの内面の変化、哲学的なテーマの探求、そして圧倒的なバトルシーンの演出は、まさに冨樫義博の卓越したストーリーテリングの集大成と言えます。この話を通じて、読者は単なるエンターテインメント以上のものを体験し、物語の深さに魅了されること間違いありません。

ちなみに今連載中の「暗黒大陸編」も作り込みがエグめです。

②キャラクターがバックボーン含めカッコ良すぎ

とにかくカッコ良いキャラが多いです!主要なキャラをいくつか紹介します。

ゴン・フリークス
純粋で真っ直ぐな少年。伝説的なハンターである父・ジンを探す旅に出る。動物と自然を愛し、危険を顧みず友を守るtha主人公。

キルア・ゾルディック
暗殺者一家の天才で、普通の生活を求めてゴンの親友に。無邪気ながら冷静、ゴンの頼れる相棒。明るい顔と暗殺一家の顔の2面生を持つキャラで女性人気が高いキャラです。

クラピカ
幻影旅団に一族を虐殺された復讐者。知的で冷静だが、幻影旅団に対する強い怒りを抱え、ハンターとなる。めちゃ中性的で一見女性にも見えます。こちらも女性人気高め。

レオリオ・パラディナイト
医者を目指す熱血青年。友人を救えなかった過去から、無償で人々を助けるためハンターになる。見た目はおっさん。幽遊白書でいう桑原です。

ヒソカ・モロウ
戦闘狂の奇術師。強者との戦いにしか興味がなく、ゴンやキルアの成長を楽しむ謎多き存在。ただの変態ですが化粧とると激イケメン(私が一番好きなキャラクターです。

ジン・フリークス
ゴンの父で伝説的ハンター。自由奔放で冒険心にあふれ、息子との関係は希薄だが、その存在が物語を大きく動かしています。ただの天才です。

メルエム
キメラ=アントの王。冷酷だが、少女コムギとの出会いで人間らしさを学び、内面の変化を遂げる。ここの話複雑だけとめちゃおもろい。

クロロ・ルシルフル
幻影旅団のカリスマリーダー。冷静沈着で知略に長け、他人の念能力を奪って使う強力な能力を持つ。見た目もイケメンで闇の部分が垣間見える感じが厨二心をくすぐります。

※私の主観もキャラの説明に含まれています。

この他にもたくさんの魅力的なキャラクターがいます!

💡念能力とは💡
「HUNTER×HUNTER」の世界で中心的な役割を果たす特殊な能力で、キャラクターたちが様々な戦闘や試練を乗り越えるために使用する力です。この能力は、作中で非常に緻密に設定されており、単なる「超能力」以上の複雑さと奥深さを持っています。

③ビジネス観点においても学びが多い

  1. 「ハンター試験編」:挑戦とリスク管理
    エピソードの概要:「ハンター試験編」では、主人公のゴンが、厳しい条件の下でハンター試験に挑戦します。この試験では、肉体的な強さだけでなく、頭脳戦やチームワークが求められ、各試験において参加者は予測不可能な状況に直面します。

    ビジネス観点での学び:ビジネスにおいても、新規プロジェクトや市場参入は「ハンター試験」のようなものです。成功するためには、単なるスキルだけでなく、リスクを管理し、適応力を持つことが必要です。また、時には予測できない事態に柔軟に対応することが求められます。例えば、ゴンが洞察力を働かせて試験に臨む姿勢は、ビジネスにおけるデータ分析や市場調査の重要性を象徴しています。

  2. 「ヨークシンシティ編」:競争と差別化戦略
    エピソードの概要:「ヨークシンシティ編」では、クラピカが盗賊団「幻影旅団」と対峙し、幻影旅団のメンバーを倒すための戦略を練ります。クラピカは、自分の強みと敵の弱みを見極め、徹底的に相手を追い詰める計画を実行します。

    ビジネス観点での学び:クラピカの戦略は、ビジネスにおける競争優位性の確立と差別化戦略に似ています。彼は自分の持つ特異な能力をフルに活用し、敵に対して独自の優位性を持つことで勝利を収めます。ビジネスでも、自社の強みを活かし、競合他社との差別化を図ることが市場での成功に繋がります。たとえば、独自の技術やブランド力を駆使して市場シェアを拡大することが、このエピソードから学べる戦略です。

  3. 「グリードアイランド編」:イノベーションとチームワーク
    エピソードの概要:「グリードアイランド編」では、ゴンたちがゲームの中に入り込み、そこでの課題をクリアしていきます。この章では、複雑なルールの中で仲間との協力が重要となり、ゴンたちはそれぞれの能力を組み合わせて困難な状況を乗り越えます。

    ビジネス観点での学び:「グリードアイランド編」は、ビジネスにおけるイノベーションとチームワークの重要性を教えてくれます。新しいアイデアや技術を取り入れることが成功の鍵であり、個々のスキルを最大限に活かすチームワークが不可欠です。特に、ゴンたちが新しい戦術を編み出し、クリア不可能と思われたゲームを突破する様子は、ビジネスにおける革新の重要性を示しています。

  4. 「キメラ=アント編」:リーダーシップと意思決定
    エピソードの概要:「キメラ=アント編」では、人類を脅かすキメラ=アントという強大な敵が登場し、ゴンたちは人類の存亡をかけた戦いに臨みます。この章では、各キャラクターが重要な意思決定を迫られ、リーダーシップを発揮してチームを導いていきます。

    ビジネス観点での学び:リーダーシップと意思決定の重要性が、ビジネスにおいても強調されます。キメラ=アントとの戦いでは、各リーダーが戦略的な決断を下し、リスクを取ることが求められました。これと同様に、ビジネスリーダーは常に変化する環境の中で迅速かつ的確な意思決定を行い、チームを成功に導く必要があります。例えば、新製品の投入や市場撤退などの重要なビジネス判断がこれに該当します

④休載が多いのでまだ巻数が少ない

最新刊が9月に発売されたとしても38巻、同時期に連載が始まったワンピースの109巻と比べるとまだ全然追い付く事ができる巻数です!!!!!!!(これが本質だったりしますw)

4.最後に

少し長い記事になってしまいましたが、ここに書いてある内容はまだまだこの漫画の魅力の1%にも満たないです。この記事を見て少しでも気になった方は是非まずは「ハンター試験編」を読んでみて下さい。(だいたい1~5巻くらいまでです。)

そして是非こちらに感想をどしどしお待ちしております!

読み終わった次の日にはおそらく「答えは沈黙」と言いたくなっている事でしょう。


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