#ゴスペラーズ30周年記念祭

2024/12/20
日本武道館

言葉にすれば/ゴスペラーズ
(セットリスト8曲目)

「言葉にすれば僕達がめぐり逢い」
この歌い出しにいきなり涙腺が緩んでしまいました。長いイントロもなくいきなり5人の歌唱。それぞれ個性のある歌声が混じり合い、少しのうねりを感じます。それによってイヤホンで聴いているのとはまた違う"今ここで歌っている"ということを強く感じられました。

「数えきれない未来」
「ずっと果てしなく夢を見ていたい」
30年の歩みを振り返るような構成のライブではあるものの、随所で歌われるこれからの未来を想像させるような歌詞が眩しかったです。

スクリーンに映し出されるのは今より若い5人の姿、ステージに立っているのは歳を重ねた5人。時が流れても彼らはステージでひとつひとつの楽曲とともに待っていてくれているということに胸がいっぱいでした。

「終わることない」「終わらない」
広いステージの真ん中に集合し、5人ぎゅっと並んでこの歌詞を歌う姿を目に焼き付けながら、この瞬間が永遠に続いてくれ、そう願わずにはいられませんでした。


この曲を家でも改めて聴きました。

「耳を澄ませば思い出がよみがえる」
「見知らぬ街であなたと擦れ違い」
北山陽一さんの叙情的な歌声でそう歌われます。
楽曲に、ゴスペラーズに、それぞれの出会い方をして、それぞれの思い出と共に聴いているリスナー。ある街へ、そしてまた次の街へと歌を届け続けるゴスペラーズ。ライブというものは、そんな我々が擦れ違う場であり、そこにいる全員の人生の交点なのだと思いました。


#ゴスペラーズ30周年記念祭
#ゴスペラーズ