大動脈解離
昨年12月25日、家内が大動脈解離を発症しました。
幸運なことに、大病院が近くにあり、手術は100%といえるほど完全に成功し、着実に快方に向かっています。以下は、そのドキュメントです。
似たような症状・状態を経験された家族の方々の 少しでも参考になれば、と思い掲出します。
わたしの経験から、反省点・教訓は
①可及的速やかに救急車を呼ぶこと
②胸の痛みと嘔吐が重なったら、相当危険な状態なので、極力動かさずに、一刻も早く大きな病院で診察を受けること
③普段から血圧には充分留意し、必要なら治療を受けるべきこと
です。
若干の図を貼り付けます。ネットから借用しました。だめなら仰ってください、削除します。済みません。
参考になるURL : https://www.qlife.jp/dpc_05_0161
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2021年12月25日 (土) 18:00 T町からの帰り、マンション地下駐車場に入れる寸前、家内が背中の痛みを訴える。 その直後、2,3分気絶したようにみえた。 両目の焦点が合っておらず、呼び掛けにも反応少なし。 後に分かるが、これが大動脈解離発症の瞬間。 暫く車内で様子をみて、抱き抱える様にして家に入れ、ソファーに横にする。 手足、額が冷たく、脳梗塞又は心筋梗塞、狭心症を疑い、 済生会病院に電話、自家用車で行っても救急診療するか確認のあと、 ソファーの前に立たせて移動を試みた瞬間、嘔吐。 もう一度ソファーに横にし、湯沸かしポットで湯を沸かし水で薄めて口をすすぐ。 やや落ち着いてから、再度立たせて、マンション玄関を出た時、植栽に嘔吐。 そのまま車に乗せる。 道中、ピザ屋のサービスデーか何かに遭遇し大渋滞。19:00 国道経由で済生会病院へ担ぎ込む。造影剤を入れてCT。大動脈解離と診断確定。説明を受けS医科大付属病院への転院準備。20:00 救急搬送。中々どかない車が多く、また救急車のサスペンションの悪さに、大動脈の破壊を危惧。この時間が最も長く感じた。21:20 S医大病院到着。緊急手術開始。
2021年12月26日 (日) 02:30頃 緊急手術完了、集中治療室へ移動。上行大動脈並びに弓部大動脈を置換、再建手術並びに下行大動脈へのステントグラフト挿入術成功。
2021年12月27日(月) ICUを覗くも、寝ている。看護師によれば、覚醒した時、手足は言葉に従って動かす事が出来るとの事。脳梗塞による手足の麻痺は無さそう。また、聴覚も正常。
2021年12月28日(火) ICUを覗く。うつらうつらとしていたが、私を認め、頷いたり涙を流したりする。人工呼吸器の管が装入されているので、声は出ない。視覚並びに少なくとも私は認識しており、認知機能も大丈夫か。看護師によれば、尿の量も充分出ているとのこと。腎機能も正常か。
2021年12月29日(水) 執刀医S先生から電話連絡。「12/28人工呼吸器外した」「心臓並びに脳には大きなダメージは無さそう」「既にリハビリを兼ねて自分でベッドに座り食事をして貰っている」「まだICUにいるが、明日12/30には一般病棟へ移せる見込み」
2021年12月30日(木) 朝 ICUを出て一般病棟へ移動。
2021年12月31日(金) ホメオスタシス維持の為に大量に水分を入れたため、体重60キログラムを超える。
2022年1月2日 (日) 血管拡張用ニトログリセリン点滴外す。50m歩行許可。
2022年1月4日(火) 心電図。歩行距離100メートルに。
2022年1月5日(水) X線、血液検査。
2022年1月13日(木) 退院
2022年1月26日(水) 済生会病院 定期診察。異常なし。
2022年3月2日(水) 済生会病院 定期診察。異常なし。
2022年4月11日(月) 滋賀医科大学附属病院 定期診察。異常なし。
2022年4月13日(水) 近くの循環器系内科「さとこ内科」に通院開始。血圧診療開始。
2022年4月27日(水) 済生会病院 定期診察。異常なし。今後は滋賀医科大学附属病院にのみ通院でOKとなる。
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