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「ポール・マッカートニー作曲術」を書いて分かったこと。 作詞作曲的な……。 by 野口義修

「ポール・マッカートニー作曲術」を書かせていただいて、あらためてポール・マッカートニーやビートルズの全曲を聴き直したことで、色々な新発見ポイントが見えてきました。

ポールは計算して楽曲を作っている

一般に、「天才だし、夢でメロディーが浮かんじゃう(Yesterday)ような神だから、曲なんてスッと出いるんだろう?」って思われがちです。しかし、彼は、閃いては、計算して考え、トライして聴き直し、もう一度計算して……と緻密なステップを経て曲づくりをしています。

たとえば、ベースのフレーズを1つ考えるのも感性と計算です。ベースで何の音を、どのタイミングで弾くのか、考え抜いて、美しいフレーズを作り上げます。「ポール・マッカートニー作曲術」で、「ヘルター・スケルター」の例を挙げています。ヘルター・スケルターとは滑り台という意味です。滑り降りるという動作に、ローマ帝国の崩壊のような破滅的な意味も込めています。で、滑り降りるというキーワードをベースの下行フレーズで象徴させています。40秒当たりから、ギターとベースのユニゾンで♪ダダダダダダダ……と下がっていくフレーズが聞こえますよね。明らかに滑り降りるという意味合いのフレーズでしょう。また、1:47からオクターブのフレーズが聞こえますね。高い音でダダダダダダ~オクターブ下がってダダダダダ~……これも、滑り台の上と下を象徴しています。

本の中では、272ページにわたって、ポール・マッカートニーの計算と感性を細かく楽しく解説しています。後、一週間で発売です。ご覧いただければ幸いです。

「ポール・マッカートニー作曲術」サイン付きを 野口のネットショップ「よしの部Shop」でお買い求めいただけます。

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https://yoshinobu.official.ec/

  


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