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小鳥遊音アルバム『blood&tears』 produced by 野口義修

2020年3月にデジタル公開された、シンガーソングライター小鳥遊音(たかなしおと)さんの2枚組アルバム『blood&tears』は、野口が久々に出会った規格外の天才アーティストの10年を29曲に凝縮した傑作アルバムです。

自分自身で、アーティストさんを天才とか、作品を傑作と言うのは、少々、照れもあるのが普通ですが、彼女は正真正銘の新人にして大物なので、僕の正直な心の声でもあります。

仕事柄 才能を持った若者には 何百人と出会ってきました。僕の周りには、熱量を持った若者や才能がまぶしいアーティスト、天才鬼才秀才異次元の才能を持った人たちが集まっていました。その中から、ヤマハ世界歌謡祭のグランプリが3年連続で生れたり、ポプコンで3年連続でグランプリが生れたり……驚く結果を残すことも出来ました。 

そういった逸材の若者の中でも彼女の才能が引けを取る引けを取ることはありません。
語りながら、ハードルを上げてしまっていますが、彼女はゆっくり音楽業界にその足跡を残してゆくと信じています。
プロデュースとアレンジでがっぷりと関わることが出来て、本当に、幸せでした。

小鳥遊音(たかなしおと)さんは、基本、ピアニストでシンガーソングライターです。驚く精度の絶対音感を持ち、「共感覚(きょうかんかく)」といって音が色で見える才能も有しています。
オリジナル曲はすでに400曲を超え、カバー曲も何千曲と頭の中に入っているのです。つまり、聴いたメロディーは直ぐにピアノで演奏でき、歌えるのです。アルバム収録曲の29曲もすべてが彼女の詞曲です。そして、1曲、西東京で出会ったシンガーソングライター青沼詩郎さんとの合作もあります。

デジタル配信が、ちょうどコロナの頃と重なってしまったことを、逆に、プラスと考えて、まずは、じっくりとそのオリジナルソングの世界を聴いていただこうと、考えています。
2020年春、コロナの蔓延により、人々の心が、優しさや潤いや美しやアートを求めていると感じています。
人によっては、それどころでない! と生活だけを考えてしまうかもしれません。でも、音楽がその本当の役割を果たせるのは、今、なのです。僕はそう信じています。
ちょうどその時期に、「ポール・マッカートニー作曲術」という僕の音楽人生をしたためた本が上梓出来たのも、巡り合わせと思います。

彼女のファンや僕の仲間、ミュージシャン達は、彼女の声が好きだと言ってくれます。約30曲すべて違う歌声を感じます。歌詞の主人公になりきったり、語り部になりきったり、機械になりきったり……さまざまな歌唱のディレクションを自ら考え、パフォーマンスしています。

我々はそれを「Otoloid(オートロイド)」と呼んでいました。音さんの声のマジックです。彼女はオートロイドとなって、さまざまな声をパフォーマンスしたのです。最新のボーカル・エフェクトも満載で、このアルバムでしか聴けない、未知の声世界(ボイス・ワールド)を楽しんでいただけると思います。

「おいおい……早く聴かせてよ!」 そんな声が聞こえてきます。

確かに、まずは どの曲でも良いので、YouTubeやサブスクでお聴きください。小鳥遊音のメロディーと詩の世界、オートロイド、そして、私、野口義修のサウンドマジックをお楽しみください。

YouTubeでは、全29曲を通しても、曲ごとでも 聴いていただけます。もちろん無料です。
サブスクは、こちらからご自分の契約に合わせてお聴きください。

野口義修の特設サイトで、上記のリンクをまとめています。

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