浪人すべきなのか
こんにちは、よしのです。
今日は前期国公立の合格発表でしたね!この段階で、結構高校生の第一志望の合否も出そろったんじゃないかなと思います。
その中で、浪人の選択肢が見え隠れしている高校生も多いのではないでしょうか。
そして迷う高校生の大半の理由が、
「結果が伴うかわからないから」
だと思います。
今回はそんな高校生に向けて、浪人経験ありありの私の経験談と、私なりの判断方法を紹介したいと思います。
私の浪人経験
私は結果、志望校を一つ上げて大学に合格しました。
そして予備校に通っていたので、一方で必ずしも第一志望に受からない子もたくさん見てきました。
その中での経験談を抽象度上げてお話しできればと思います。
注意点
①浪人経験はつらいです。
浪人経験を武勇伝のように語って「浪人すべき!結果がどうであれ、みんな浪人に満足してる!」と言う人もいるかと思いますが、それはたまたま結果がついてきた人特有の見方でしかないと思っています。
たとえ浪人で第一志望に落ちて本当に悔しくて後悔していたとしても、みんな自分なりに折り合いをつけて「満足してる」と言うのではないでしょうか。
だからこそ、後悔しない決断の一助になれるように、このnoteは多少言葉過激に、断定的に書いています。ご了承ください。
②浪人とは、「大学に合格するために、受験勉強に自分の1年をささげる期間」です。
もちろんそれ以外にも得られることはありますが、だとしても、それらは他のことをしても得られるでしょう。
だからこそ、「その大学に本当に行きたいと思っているのか」という意志の問題、「その大学にこだわる意味があるのか」という意味の問題、どちらかでマルがつくなら(どちらも、ではありません)、浪人について大いに悩んでください。
浪人するべきか
結論を出す前に、浪人にまつわる伝説についての私の所感を記述します。
浪人に関する伝説を、経験談でぶった切る
①浪人しても第一志望に受かるのは2割、6割は同じ志望校で、2割は逆にもっと志望校を落とす論
⇒これは現役生も同じかなと思います。周りで第一志望に受かってる人、多分学年で2割ぐらいではないでしょうか。(特別賢い高校を抜きにして)
これは受験の定則、ということかと思いますが、ではどうして浪人生は1年もあるのにこの定則から抜けられないかというと、「浪人すると確実に受かる大学にしか出願できないから」です。
浪人で成績は伸びます。ただ、次の1年がない&周りの圧が強くなるので、現役の時に落ちた志望校でA判定を出すぐらいの成績をつけないとその志望校に出願できない、のだと思います。
②浪人すると最後の1年分の年収1000万円を失う論
⇒これは理屈上ではそうですが、就職活動を踏まえると、第一志望校と今行こうとしてる学校によるかと思います。それこそ早稲田か慶應か、という悩みなら、これは起こるかもしれませんが、早慶かMARCHかというと、早慶の方が年収が高い企業には入れて、この1000万円をひっくり返せる可能性が増すと思います。
学歴と就活に関しては、私の別のnoteをご覧ください。
③浪人すると友達減る論
⇒これは本当に個人によります。予備校で友達が増えるかどうか、高校の友達を維持できるかどうか、という2つの問題が絡んでいます。
高校で現役で進学した友達は、浪人生である自分のことをめちゃめちゃ気遣ってくれてたのでつらかったですが、結果的に今も仲良しです。予備校でも新しい友達ができたのですが、その子とは逆に親友です。
浪人したかどうかよりも、「人生の大事な時間に、頑張れた者同士かどうか」ってところが今の友情関係の深さに関わってるなと思います。
④受験は結局運である論
⇒これは本当にそう思います。ただ、1年あれば、運をひっくり返すだけの実力をつけることができる可能性があります。人生、運で決まることが大半の中で、ここまで努力で結果をひっくり返せるライフイベント、逆になかなかないと思います。
結論としては
「頑張れるなら、そして第一志望に未練があるなら、すればいい」
です。
頑張れるってつまりどれくらい?と思ってるなら
「この3月、毎日10時間勉強して、これを毎日続けられるなと思ったなら、浪人する価値がある」です。
浪人しても第一志望に受からないこともあるということを踏まえたうえで、あえて「価値がある」という語尾を使います。
なぜ10時間なのかというと、志望校を一つ上げてA判定をとるということは、誰にでもあてはまるように言い換えると、「10時間勉強する」ということだからです。
ではより細かい判断材料を提示していきます。
A)10時間もできないと思う、もしくはやってみたけど10時間も勉強できない
浪人はやめた方がいいです。
今の段階で10時間勉強できない人は、このあと相当なことがないと勉強していけないでしょう。そして、浪人はかなり自由なので、相当なことはこの後起こる可能性がかなり低いです。
どの大学に行っても楽しいことはたくさんあるので、この1年を受験勉強にささげることが本当に正しいのか、考えてみてください。
B)今10時間はできるけど、続けられるかは自信ない、、
浪人はやめた方がいいです。
浪人はメンタル面もとても大切です。だからこそ、未来に対する前向きな自信がない人は、12月1月あたりのプレッシャーで逆につらくなると思います。そしてそれは本当につらいです。
つらいことを覚悟で、それでも浪人の可能性に懸けたいという強い気持ちがあるなら、受験勉強に時間を捧げる浪人に、価値があるかもしれません。
C) 10時間勉強できる、続けられる自信はないけど、
やめた方がいいと言われるとなんとなく嫌だ
浪人してみる価値があると思います。
ただ、長い間相当量の勉強を続けないといけない経験が浪人なので、勉強が続けられるような工夫はしてみてほしいです。
D)10時間勉強できないしできる自信もないけど、
やめた方がいいと言われるとなんとなく嫌だ
本当に結果にこだわるなら、浪人はやめた方がいいです。
それでもなんとなく嫌だなと感じるなら、やってみてもいいかなと思います。しかし、10時間勉強できない理由を考えてみてほしいです。そしてどうしたらできるようになるのか、と考えることを大切にしてください。
最後に
浪人経験、本当に人生の辛いポイントがたくさん詰まっていました。
ただ、やってよかったなと思います。
第一志望の試験が終わって結果が分からない時にも、同じように「やってよかったな」って感じました。
結果がどうであれ、その結果を出すまでの過程の自分を認められるかどうか、認められる自分でい続けられたかどうかが一番大切だと思います。
未来の自分が認められるような決断ができるように、今はたくさん悩んで、後悔のない選択をしてもらえればと思います。
編集後記
浪人時代、思い出すと今でもとても懐かしいです。いつまでたっても、浪人していた予備校を見ると涙が出ます。
今の大学には入れて本当に満足しているし、やっぱり現役の時に自分が入れなかった学校にいる子たちって、自分よりも圧倒的に賢くて、なのに話せば普通におもしろくて、1回生の時は毎日刺激的でした。
それを考えても、浪人はすごく価値があったなと思います。
けどもう2度と浪人はしたくないですね、、後半戦が精神的につらすぎるので、、、
あと、この世にいる浪人生、みんな同志って感じがするので、それだけで打ち解けられたりするの、不思議です。
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