LASEK(ラゼック)近視矯正手術を受けて10年経ちました
今となっては両目ともに1.2~1.5、両目で約2.0の視力でとても健康的なので忘れがちでしたが、
「そういえば昔、近視だったよなぁ」
って思い出して、近視矯正手術をした経緯や術後どうなったかをできるかぎり述べてみたいと思います。
手術を受けた当時は、術後、長期間経過した方のレポートなどは存在しなかったため、それを求める方々への助力になれば幸いです。
医療従事者でもない一般人の感想のため、一部まちがった情報があるかもしれません。その際はご容赦くださいませませ。。。
手術前~手術をした経緯
・術前視力・・・右目:0.3(-3.0D)、左目:0.01(-4.5D)
・メガネ歴・・・中学1年~手術直前
・ただただ、メガネが嫌だった。コンタクトレンズはもっと嫌だった。
・視力低下が落ち着いて5年以上経っていたので、そろそろ念願の近視矯正手術を受けようと考えた。
・当時候補に上がっていた近視矯正手術と却下にした理由
・LASIK(レーシック)・・・LASEKと似ているが、フラップをレーザーで作る関係上大きなフラップになってしまい、手術以降もフラップがずれる恐れが残ると聞いて却下。
・オルソケラトロジー・・・特殊な形状のコンタクトレンズを数年にかけて装着し、角膜の形状を徐々に変形させることで視力を矯正するが、元々コンタクトレンズが苦手だったため却下。
LASEK(ラゼック)の特徴
・レーシックとはフラップの生成手段が異なり、エタノールによって角膜上皮をふやけさせることで、LASIKと比較して薄いフラップを生成できる。手術後、フラップ跡は消滅する。
・レーシックと比較して、術後の視力回復に一定の時間がかかる(おそらくふやけたフラップ部分の治療が原因?)。レーシックは術後すぐに視力1.5~2.0になるが、ラゼックは完治するまでに一定の期間が必要になる。
・術後、半年間は角膜の紫外線に対する抵抗力が下がるため、日中に外出する場合は必ずサングラスを装着することが必須となる。
LASEK(ラゼック)を受けて実際・・・
先ほど書いた特徴では、ネットで入手できる普通の情報が主ですが、受けたら受けたで割ととんでもない、「こんなの聞いてねーよー」みたいな状況になりました。
手術後~1週間後
手術直後は角膜に麻酔をしているため、痛みはありませんでした。
特徴のところでも触れましたが、フラップがふやけているためかどうか存じませんでしたが、当日~3日後は視界全てがぼやけています。
文字が判別できず本が読めないくらいにぼやけていました。
また、目の痛みがハンパなかったです。涙が3日間流れ続けます。
視力回復を目的に結構な大金はたいて手術を受けたのに、その直後に視界全てがぼやけているという事実に驚愕し、恐怖しました。あまりにも不安だったたので、他の眼科にセカンドオピニオンを求めたりもしました。
翌日の検査では医者にかなり文句を言った覚えがあります。「しばらく文字が読めないくらいぼやける恐れがあります」くらいはインフォームドコンセントしてほしかった。。。
ですが、術後1週間後くらいしてから、急激に視界がクリアになってきました。このときの視力は片目ずつで0.8、両目で1.0くらいだったと思います。おおよそ、術前の眼鏡での矯正に近い値ですね。痛みは4日後にはほぼなくなっていました。
1週間後~1ヶ月後
手術日から1週間後までちょうどお盆休みでしたが、視力が多少落ち着いたこともあり仕事も無事に再開することができました。真夏で日差しもつよかったので、紫外線防止のためにサングラスは室内でもかけていました(仕事中にふと、外に出る機会もあったため)。あと、これは術後直後から感じていましたが、眩しいものを見ると目が痛かったです。それを避けるためにもサングラスをかけていました。
とはいえ、術後1週間後までの劇的な状況とは打って変わって、すでに普通に生活できていました。
それとともに視力も徐々に良くなっていきました。片目ずつで1.0~1.2、両目で1.5くらいだったと思います。ここまでになると、星空を見たときの感動が結構ヤバかった覚えがあります(手術してよかったなぁ、ウルウル)。
他にも、遠くがよく見えるようになった代わりに、近くがやけにぼやけて見える事実に気づきました。細かい作業用に+1Dの老眼鏡を買いました。程度で言うと、スマホの文字は普通に読めますが、ネジ頭のような光って細かいパーツが見えにくい、といった感覚です(この「遠視気味」の感覚は現在でも継続しています)。
1ヶ月後~半年後
体感的には1ヶ月後くらいには完治できていたのですが、視力は徐々によくなり、半年経ったころには片目ずつで1.5、両目で2.0になりました。ということで完治です。
半年後~10年経った今
視力は2.0より多少悪くなった感覚はありますが、相変わらず遠くは問題なく見えるので、ここ10年くらいは眼科に通うことなく過ごせています。メガネ時代はちょっと見えにくくなったり、メガネを壊す度に眼科やメガネ屋に通っていたのが嘘みたいですね。ただ、その頃持っていた立派なメガネは、捨てるのはもったいなかったたま、遠視用レンズを入れて使用しています。kazuo kawasakiのMP-690、MP-683などがお気に入りです。
LASEK(ラゼック)はオススメできますが・・・
私自身は手術を受けて、手術前に理想としていた状態に変化できているので、まちがいなく他人にオススメしたいですが、前述の術後3日間があまりにも地獄だったため、万人に勧めることは憚れます。それくらい苦しかったのです。
当然のことで貼りますが、手術を受けるかどうかは各自眼科医とご相談の上、ご判断をお願いします。その際に、このサイトの情報を元に「術後ひどい状況になるとお聞きしましたが・・・」くらいの確認はしてただいたほうが良いかと思います。10年前と比較して、技術向上など色々と改善しているかもしれないためです。
ではでは~
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