【郊外の空き家問題について】
今日はVoicyの木下さんのお話を聴いて。
https://r.voicy.jp/RY91pNNomqG
2拠点の生活において、仕事がどちらでも出来る(あるいは一つの拠点から(または更に他の副業等から)の収入が安定している)かそうでないかが私は重要なのではないかと考えていますが、
周りを見ると、悠々自的な人もいるし、地方に住みながら都心に通うという人もいるし、普通に月〜金の仕事をしながら土日だけ地方に来てる人もいますので、なんともかもしれないと思って来ましたが(汗)、一旦はその方向でとりあえず書き進めてみます。
郊外の空き家について
すみません、「多拠点生活」なのか、「郊外の空き家について」なのかブレましたが、
改めて、ここでは「郊外の空き家問題の対策」について考えたいと思います。
ここで想定している「郊外の空き家」とは、いわゆるドーナツ化現象の、ドーナツの実の部分に該当する場所を指してます。
私はこの部分の空き家が、一番厄介なのではないかと考えています。
と言いますのも、
そこから外れた地方になると、
概ね自然環境が豊かで、
そこに住みたいという需要があるのではないかと思えるからです。
他方この郊外に関しては、
駅から遠い物件も多く、
それでいて自然環境は必ずしも良いとは言えず、
しかも中途半端に都市化しているので、
隣家も近くて庭も無かったり小さかったり。
そんな環境に、若い世代が積極的に住みたいとなるかと言えば、そうではないと思っています。
活用方法
そうして郊外に生まれた空き家がどうなるのかと言えば、いくつかパターンがあると思われます。
①処分(売却)
②賃貸
③放置
圧倒的に多いのは
①処分(売却)
でしょう。
ここは近々では問題にならないと思います。
何故かというと、買うのはほぼ業者で、
二足三文程度の金額ででも処分したい人が多いので、それを買った業者は直ちに新築建売ないし、その過程での売却をして、最終的には活用出来るエンド(ユーザー)さんに渡ります。ただこれも、新築需要が崩壊するとどうなるかわかりません。
そうなると売れずに放置されるか、あるいはエンドユーザーさんが、更に二足三文で買うか、という事が起きてくるのでは無いかと思います。いずれにしてもそれは、もう少し先と思われます。
問題は②③で、
②賃貸 をするにも、手を加えなければならない事も多々あります。数10万から、下手すると数100万円。
はたまた、あまり直さずに、賃料を闇雲に安くして、借り手を付ける、という事が発生してきます。
そしてそれらの物件に、どういう人が住むかと言えば、
今はまだ良いかもしれませんが、
どんどん郊外の賃貸は、賃料が下がってくると思われますので、
言い方悪いですが、
民度が下がります。
そうなると、どうなるかというと、
これも凄く極端ですが、
スラム化
するのでは無いかとも思います。
既に埼玉の方では、こういった事が起きていて、問題になっているのは皆さんお聞き及びではないかと思います。
神奈川県内でも、特定の団地や地域において、日本人には敬遠されるような場所も出てきています。
都市にスラムは付きもの、という側面もあるのは理解しているつもりですが、
日本は文化的に、それを互助等で上手く濁してあまり明確に分けずに来たのですが、
海外の文化を曲げないでも入っていけたりしてしまう地域が出来てしまうと、
軋轢は生まれるかなと危惧しています。
話戻しますと、
こういった事を防止するような施作は、
出来れば行政に担って欲しいですが、なかなか期待が出来ないので、
それこそ木下さんが実践されてるような官民連携が必要ですが、
まずは最も大切なのは、
「責任持って地域を引っ張る人」
が必要なのではないかと思います。
そういう人が、
その地域をより良くしようと努める、
その結果として、
良い人(言い方悪いですが、民度高い人)が集まる街、
という事が実現さていくのではないかなと感じます。
私も先日下北沢に行きましたが、Bounus Track、凄くキレイだし住みたいなと、自然と思えます。
そういう場所を作る気概を持つ官か民か、どこかの個人か法人か。
解決策を考えてみる
もちろんそういった方々が、利便性を向上させる活動を始められるのが良いと思いますし、
それは色々考えられると思います。
・ライドシェア
・地域の個人商店
・再開発による利便性向上
等等
それよりももう少し不動産的な観点で考えると、
「土地の一体化」
が起きてきて欲しいですし、そうなるかなと少し思っています。
というのも、例えば不動産屋が、
「この物件を売って欲しい」
と空き家の地主から話を持ち込まれた際に、
まず営業を掛けるのは
隣地所有者
だからです。
土地なら尚更です。
大抵最初は断られるのですが、他の人に出しても売れないとなると、
更に安くして、また隣地に話が行ったりします。
それで取得した土地を有効活用する隣地所有者が多く出現してくれるのではないかと、密かな希望と共に考えております。
土地や建物というのは、やはり有効に活用して頂いて初めて機能するものであって、
それを一番容易に実現出来るのは、やはりそこで生活を営む人々だと私は思っています。
なので、その人達がより豊かな生活を営めるように活用する事によって、更にその地域の人達がより豊かさを享受出来るようになる、そんな形が一番理想なのではないかと考えています。
従って、地域としては、
官民連携等で利便性の向上、
個々人では、管理区画を増加させる、
そういった事が、今後の郊外地域で「も」
(書いてて気付きましたが、これは地方でも全く同じですね)
必要になってくるのでは無いかと感じた次第です。
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