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俺と師匠の情熱seitai life season2 全身関節編 14

1990年代、カートコバーンがショットガンで頭を撃ち抜いてから日本でも新しいstyleの音楽が沢山生まれたと思う今日この頃。

歌謡曲、ROCK、渋谷系と言われたシティポップ、HIPHOPを取り入れたバンドも多くなり90年代半ばから2000年初頭にはパンクやエモ、グランジ、オルタナティブ、ミクスチャーロックが日本でも台頭してくる。

俺はこの殺伐とした東京の背景とファッションと音楽がまだ融合していた時代、着ている服やブランドでどんな音楽が好きなのか解ってしまった時代が特に好きだ。

甘酸っぱい青春の残り香を追い求めて、音楽で食っていくんだと静岡から友達3人で上京した。

バリバリにチューンした白のシルビアで。

布団やらとりあえず暮らせるモノをバックシートが埋まるほどパンパンに詰め込んで東京に向かい、暮らし始めてすぐにあえなく無残に夢破れそして砕け散り、金集めに翻弄する毎日だった。コンビニの前で弁当の廃棄を漁ったこともあった。公園の水道水が今まで飲んだ水分の中で1番美味いと感じたこともある。

東京で暮らした街の風景はノスタルジーに色んな思いを起こさせるから、今度の東京では池袋より先には行かないと決めていた。

話を戻そう。

先日3月の東京でのセミナー帰り、奇跡のポスターを見つけてくれたあの焼き鳥屋さんに名古屋名物のえびせんを持ってお礼を言いにいく予定だった。

先生に話すと「じゃあ今日も呑んでくか!みんなはどうする?」即答、全員OK!www

半分無理矢理な展開で先生のsalonから焼き鳥屋へ。大将にお礼を言ってお土産を渡す。

任侠映画風な、忙しいんだよ、なんか用か!的な

怖ぇぇ(^_^;)

寡黙で無口な昭和を感じる大将の数々の死線をくぐり抜けたかの鋭い眼光が俺を突き刺す。

先月電話させていただき、ポスターを無くしてしまい見つけてもらった者です。名古屋から毎月来てまして、とても大事なモノだったのでどうしてもお礼が言いたくてお土産持ってきました!

鋭い眼光が愛ある眼差しでキラめいた。

大将は俺も数々の死線を潜り抜けてきたのを解ってくれたかの様な数秒のアイコンタクトで全て伝わったのを実感した。

そして、今回も穏やかに呑みながらも整体師という仕事をする上での大切なコトを先生が沢山教えてくれる。

そして、それぞれの現在の環境を吐露する。

これだ!90年代に俺はリバイバルした!

金はないけど、未来への希望と不安に赤裸々に心を踊らしながら駆け進んで行くこの感覚!

ノストラダムスの予言が外れてちょっと寂しいけど、現実を感じた大人にならなければ感。

そしてここは東京、自由の丘に俺は立っている。整体師なら誰でも仕事がしたいと思う東京最前線の最大激戦区!

サチモスだ!ステイチューン、完璧に俺を戻してくれやがる。そんな話をして先生が動画で流してみんなで観る。めっちゃジャミロクワイ感、そして日本語で華麗に流暢に世間に毒を吐く。

俺の東京と先生、この空間、そのままじゃないか⁉︎

昭和の香りと佇まいがする焼き鳥屋と大将とサチモスと先生と俺たち。そうなのだ、この混沌こそが90年代と2000年初頭。

カート、生きていたら君は何を思う?

俺は27で死ななくて良かったと心から思う。時代は巡るんだ。君の残した名曲達は今では沢山の年代に聞かれ、今でも若者を熱狂させてるんだぜ?

結局、君はそれが嫌で場末のマニアックなロックバーでずっと輝いていたかったんだろうけど…。

つづく





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