プロ芸人さんとコラボ!ネタのダメ出し企画!
お笑いコンビ、センサールマンの山崎仕事人さんとコラボさせていただくことになりました!
僕が過去に書いたコント台本を見ていただき、ダメ出しおよび修正をご指南いただくというものです。詳細は山崎仕事人さんのnote記事をご覧ください。
https://note.com/yamashigo/n/n07e139d79171
さて、センサールマンの山崎仕事人さんがこの企画をするモチベーションはリンク先のnote記事の通りですが、なぜ芸人でもない素人の僕がこの企画に参加するのか、疑問に思う方もいらっしゃると思いますので、その理由を白状します。
~なぜ吉村がコラボを希望したのか~
① お笑いが好きなので芸人さんと関わってみたかった(希少価値)
② 今作成中のラジオコント脚本(趣味)の参考になる部分があるかも
③ 参加している作家グループの案出しの参考になるかも(体験価値)
芸人さんが素人のネタにダメ出しする企画は、ナイツの塙さんがYOUTUBEでやられてたり、深夜ラジオでの芸人さんとハガキ職人の関係だったり、芸人さんが本職の”笑い”の部分で素人とコラボするのは割とありますが、なにせ希望者の倍率がすごいし、コラボできるのは応募者のひとにぎり。しかも、この企画ほどご本人とコンタクトをとってガッツリやることもないのかなと思ってます。ご本人とtwitterのDMでやりとりしてますし。
なかなかに貴重な経験です! 皆さまも是非に!
というわけで、今回、ダメだししていただくネタは下記のコント台本です(一番最近のコント台本)。
よろしくお願いいたします!
コント「妄想的ゾンビ」
吉村にわとり
2020/08/07 23:48
アパートの一室。
A「頼むよー!殺してくれよー!」
B「いや、無理でしょ」
A「なんでだよー!友達だろー!」
B「友達だとしても殺しはしないでしょ」
A「頼む!俺を殺してくれ!」
B「あー!うっとおしい!近寄るな!」
B「そもそもさあ、なんで?」
A「え」
B「なんで俺がお前を殺さなきゃならんの?」
A「そりゃあ、ゾンビになっちゃうからさ、ほら」
B「ああ、それね。その腕のところ、ゾンビに噛まれたんだね。うん。そうだったね。キミはゾンビになるんだったね」
A「おまっ!信じてないな!?やばいぞ!やばいことになるぞ!」
B「なによ?やばいことって?」
A「なにいってんだよ!やばいだろ!ここからゾンビがどんどん感染していってゾンビパニックだぜ!」
B「ゾンビパニックだぜ!、でいいじゃん」
A「は?」
B「別にいいのよ。ゾンビの世界になったって。なんならその方が今より楽しいかもよ?」
A「あ、お前、そっち系……?」
B「まあ、そもそも、お前はゾンビにならんけどな」
A「なるんだよ!俺は!俺はゾンビになる!」
B「なんか本気っぽいのが超怖いんだけど」
A「いや、本気だって」
B「大体さ、ゾンビに噛まれたっていってるけど、そのゾンビはなに?どこで会ったわけ?」
A「昨日の合コンだな」
B「あ、俺知らなかったけど、ゾンビって合コンいくんだ」
A「そのときはまだゾンビじゃなかった」
B「あ、なるほどね。うん。その後、ゾンビになるわけだ」
B「そのゾンビはオス?メス?」
A「女の子だよ」
A「そんで、俺はその子と二人で宅飲みすることになるんだ」
B「メスのゾンビと宅飲みか」
A「ゾンビの女の子な」
B「そのときはもうメスゾンビ?」
A「まだよ。まだゾンビ前の女の子よ」
B「なんでメスを女の子に言い換えるの?そこ重要?」
A「そんで、俺、けっこう飲んじゃってたから、いつの間にかソファで寝ちゃってて、家に帰ってからの記憶もけっこう飛んじゃってるわけ」
B「ふんふん」
A「で、朝、起きたら、腕がめちゃめちゃ熱くて」
A「袖まくって、見たら、この噛み跡があったわけよ」
B「え。メスゾンビは?」
A「女の子はベッドで寝てたんだけど……。起こそうとしてその子の顔をみてみたら」
A「ゾンビ」
B「あ、それは、女の子のメイク落とした顔が別人だったみたいな話?」
A「うん?」
B「あるあるじゃん。メイク落とした顔が別人みたいに違いますー!みたいな」
A「!」
B「あー、これはね。結果オーライですよ。よかったー」
B「だってね。君、さっきまで俺に『殺してくれー殺してくれー』って言ってたからね。俺がゾンビ狂言を真に受けてほんとに殺すような人間だったらと思うとね、危なかったよー」
A「……いや、いや、でもさ! うーうーって低くうなってたし。顔色悪かったし」
B「朝、体調悪いタイプなのかねー。低血圧かな?」
A「俺、噛みつかれてたし」
B「性癖だねー」
A「マジかよー……」
B「普通気づくけどね。そんで、そのメスゾンビは?」
A、少し舌を出して首をかしげる。
了