まずは苦労をかけた人のために使いたかった【上がった年収どう使う?】
「上がった年収、どう使う?」
将来のために貯蓄や資産運用を考えることはとっても大事だと思っています。キャリアアップのための学び、自己投資も必要だというのも、たくさんの人から教わっているつもりです。
でも、その前に使いたかったことがありました。
会社をやめてからの苦労の日々があったから。。。
結婚当初、僕も妻も会社員としてフルタイムで働いていました。
妻は長男・次男の出産後、それぞれ育児休業を取得して会社に復帰。育休中の収入減はありつつも、二人で働いて得た収入で少しずつ貯蓄をしながら生活が成り立っていました。
大きく変わったのは、会社をやめて個人で仕事をするようになってから。
ビジネスとしてやっていくことに対して、ものすごく考えが甘かったので、自分の行動と収入がつながらない現実に直面しました。
「いいことやってるね」「応援してます」
みたいな言葉をもらえても、仕事が生まれない。
会議室を借りてセミナーを開催しても、参加者ゼロなんてことも少なくありません。
会議室代と交通費は支払わないといけないから、結局マイナス。。。
容赦なく日々の生活は続いていきます。
妻の収入に、月に数万円の僕の収入。
何とかしようと、知人に紹介してもらって深夜のアルバイトや日雇いの仕事もやりながら、それでも足りなくて貯金を切り崩しての生活。
2人で貯めてきた貯金は、どんどん、どんどん、減っていきました。
正直、怖かったです。
妻にはかなり苦労をかけました。
それまで使っていたものも切り詰めながら家計をやりくりしたのもそうですが、その状況でも何とかなっているように振る舞っていてくれて、その気苦労が大きかったと話してくれたりもしました。
そんな経験があったおかげで、講師として仕事をさせてもらう時に話のネタが増えながら度胸もついて、少しずつ収入も得ることができるようになりました。
月々の家計を含めて計算をし、マイナスがプラスになった時、まずは苦労をかけてきた妻のために使いたかった。
我が家の場合は、それが「妻のネイル」でした。
妻は、喜んでくれました。
子どもたちも、興味を持って妻のネイルを見ています。
贅沢すぎる話かもしれないし、将来を考えたお金の使い方の正解ではないと思います。
でも、まずはそこから。
お金って大事だと、自分で動いてお金を得るようになって痛感しています。
だからこそ、大事に使いたい。
そして、大事に使い続けられるように、使っていく範囲を広げられるように、頑張らないといけません。
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毎週、週替わりのテーマに対してメンバーが日替わりでそれぞれの思いを書き綴る『書くンジャーズ』。
今週のテーマは、【 上がった年収どう使う? 】でした。
一度年収がグッと下がって、上がった時のことを思い出しながら今日の記事を書き終わろうとしているのは、土曜日担当の吉村伊織(よしむらいおり)です。
今週も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
書くンジャーズメンバーの上がった年収の使い方も、ぜひ読んでくださいね。
それではまた、お会いしましょう。