うちわと扇子

うちわは当然ながら、畳んだり開いたりできない。
竹やプラスチックを放射状に並べて、骨組みとして紙を張っている。
夏に涼むためにあおいだり、炭で火を起こしていた時代に効率良く燃焼させるために使われてきた。
現代でも、夏祭りでは浴衣にうちわが付きものである。
扇子は末広がりという縁起の良い形をしており、暑い時期にさっと広げてあおぐことができる。
落語家や日本舞踊家の芸には欠かせない小道具でもある。

出典:『カラー版 英語で紹介する日本事典』(ナツメ社)

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