メッセンジャーとしてミッションを語れ

効率性というのも一つの方法論に過ぎない。
一つの方法論に固執するのではなく、相対化して使い分けるようになれると良いのではないだろうか。
リーダーが儲けや市場原理を念頭に行動すると、チームもそれを至上命題として目指していくことになる。
そのメッセージをメンバーが誰より感じとる。
そのプロダクトを受け取る人々も遠からずして、その言わんとすることを知る。


求められるべくは、「貢献」ではないだろうか。
人が安心して自分のオリジナリティやエネルギーを発揮できる土壌もまた、「世のため人のため」というコンセプトのもとで、躍動する。
打算的に、利益獲得主義的に動くのではなく、誇りとプライドをかけて勝負している連中には覚悟がある。
熱さや執念のようなものもビンビン伝わってくる。
その言動の本気度は、見ている側にも伝播する。


トップが末端にいる人々の頑張りを見ないようになったら、チームとしてはまとまりを失っていくのではないだろうか。
殺伐とした競争のみにチームが貫かれるのではなく、ミッションに裏打ちされた姿勢で一貫していることが重要である。
使命感を元に動くことができれば、決して一部の人間の力だけでは貢献できないことに、誰もが気付くようになるだろう。
いろんな人の協力があってこそ、ミッションは達成できるのだ。