175 思考と活用
理解することは勉強で特に重要とされ、大抵は答えが用意されている。
思考には論理的に考えることが要求され、自分の価値観で判断することも重要になる。
そして、最終的には学んだことをいかして活用する段階に至る。
学んだことを本当に身につけるためには、学んだことを積極的に使う必要がある。
誰かのために役立てたり、自分の進みたい方向へと自分なりに考えて実践する。
「知っていること」と「経験すること」は全く異なるのであり、実際に使って効果を実感し、反省と改善を繰り返すことで本質にたどり着く。
学ぶということは、知らないことを知るだけでなく、知ったことを説明し、最後は自分から行動して人に働きかけるところまでいって、ようやく学びが一段落するのではないだろうか。
学んだことを体得するためには行動が伴う必要があり、これによって学びへの深い理解が得られるだろう。
そして、自分を俯瞰するためにはやはり周囲の仲間の存在が大きい。
自分一人で完璧を目指すのではなく、周囲と自分を比較しながら、自己を相対化することが重要である。
自分に不足していることへの実感や気づきが、成長を促す。
相手のために活用していくことで自分に主体性を生み出すことが、学びの質を高めていく。