ゾーン

集中のゾーンに入った時、崩さないように心がける。
調子が上がってきて、研ぎ澄まされた集中力を発揮する状態はそう簡単に作れるものではないからだ。
もちろん、時間の制約や仕事、家族などの関係でゾーンは脆弱性にさらされる。
突然、電話がなったり、訪問者が訪れる。
一方で、アイデアは次々と湧いてくる。
このジレンマとの戦いが常にある。


このような時、予定を変更してでも集中を守る価値があるのではないか。
ゾーンが訪れる条件はインプットされた情報、自分の脳や体の調子、外部からの刺激など、さまざまな要素の相互作用で起こるもの。
そして、そこで生み出され得る知的生産は今後、出会えるかわからない一期一会のものであるかもしれない。

そういったアイデアに出会うためには、ゾーンに入る可能性を上げる努力を続けることだろう。
逆に言えば、一旦ゾーンに入ったならばその状態を崩してはならない。
これを復元することは大変な労力と時間を要することであり、たとえゾーンを再現しても生産できるものは異なることもある。
その意味でゾーンの一回性を認識したい。

できる限り、ゾーンに入るように自分を鍛えていく。
そして、一回訪れたゾーンを死守する。
そうした努力の先に最高の出会いがあり、自分に大きな仕事をさせてくれる。
ゾーンと出会ったならば、真剣に向き合いたい。

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