潤いを与えて太陽に負けない本気のUVケア②
3月に入って、いっぺんに日が強くなりましたね。毎年この時期は、紫外線との戦いの開始です。
私たちエステティシャンの中では、紫外線=死害線というくらい、肌にも身体にも悪影響を及ぼす紫外線ですが、日に当たっても、守りと保湿を欠かさなければ、シミや肌荒れを予防できます!
紫外線には年中要注意!
このグラフでは6月の紫外線量が少なくなっていますけど、これはあくまでも雨の日が続くことを想定しています。近年は、梅雨時期が前後するので、一概にこの通りとは言えないので、年中気を付ける必要がありますし、曇りのお天気でも、なんと晴れの日の80%は紫外線が透過しています!
シミのメカニズム
日本人の肌質は、紫外線を浴びると、メラニンが増加して、褐色になりやすいと言われています。
根深いシミ 【ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)】
通常、表皮(お肌の一番上)にあるメラノサイトが、真皮層(表皮の下の土台)にあることでできるシミを「ADM」と言います。紫外線により、表皮と真皮の境目である基底膜が崩壊されることによって、引き起こされると言われています。
そして真皮層で生成されたメラニン色素は、なかなか排出されずに蓄積されてしまいます。
ですので、紫外線ダメージから肌を守る日頃のUV対策が重要です。
とは言っても、仕事や生活の中で「気づいたら汗だく!」「日焼け止めがとれちゃった!」「自分のケアは優先できない!」という場面も多くありますよね。
そこで、日焼け後のケアポイントです。
日焼け後のケアポイント
お肌は、紫外線に当たってすぐ炎症を始めます。(赤くならない人も要注意!)
この炎症に反応して、メラノサイトが数日かけてメラニン色素を作り始めるので、いかに早く炎症を鎮静するかが大切です。
炎症の鎮静には、いろいろな手段がありますが、まずできることが、「冷やすこと」です。
といっても、氷などでは冷やしすぎで、逆にまた炎症してしまいます。
常温のお水の温度でいいので、タオルなどに含ませて優しくお肌にあててあげてください。(ゴシゴシこすらないで!)
そこにグリチルリチン酸やアラントインなど鎮静効果のある成分を足してあげられると、なお良しです。
次回は、紫外線ダメージから肌を守る日頃のUV対策のお話しです。