桜雨のち実つきの便り
桜の花が咲く頃に降る雨のことを「桜雨 (さくらあめ)」と呼ぶそうです。
雨粒で桜の花が散ってしまう、という寂しさを「桜雨」という言葉の響きが少し和らげてくれる気がしていて、私は好きな名前です。
ここからは、雨が降るといちごの味が変わることについて書きます。
ちなみに、ここ1週間、筑豊地方では雨が続いています。
晴天はなく、曇り時々小雨が続いています。
「ハウスだから大丈夫なのでは」と言われることもあるのですが、土耕栽培では根から土中の水分を吸収するため、どうしても実が水っぽくなります。
土耕(どこう)栽培とは、土で生育し土着菌を活かした栽培方法。
そのほか、水耕や養液などの栽培方法があり、いちごであれば、近年は養液栽培が増えてきている。
先ほど「雨によりいちごの味が変わる」と書いたのですが、少し具体的に書くと「実に含まれる水分量のバランスが変わると、糖度や酸味などの認識が難しくなります」
反対に、晴天が続き実の水分量がすくない場合は、糖度などの認識が容易になります。
いちごに含まれる水分量は90%以上であり、ほぼ水分なのですが、わずかな水分量の差で味の認識のしやすさが変わります。
このことを生産者などは「雨が降ると味がボケる」と言うことがあります。
そこで、提案です。
収穫体験日を最大限増やします。
皆様の都合が叶えば、晴れた日が続いた際の収穫を検討ください。
できれば、美味しいイチゴで楽しんでほしいので!
■ 収穫体験日は随時更新いたします
こちらよりご確認ください。