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平凡な夫に憧れる人生コース

どこでどう間違ったのか、私はいまだに独り身で、ひとりぶんの食材すら余らせて暮らしている。

格別の才もなく、学もない。

今は“人の気持ちのあれこれ”をつづって世過ぎをしている。

自らを誇張させたり、隠しながら。

30を過ぎ、日々をぼんやり文字とする。