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公認会計士になって10年─挫折と成長、次の10年に向けて─2/2

こんにちは、公認会計士よしみんです。
公認会計士となって10年を振り返る2/2です。


次なる挑戦 アドバイザリーへ

炎上案件の役割完遂、その他自分が主要メンバーとなっている監査繁忙期の完遂を経て、PwCあらた有限責任監査法人(現 PwC Japan有限責任監査法人)のFinancial Reporting Advisory部(金融)に入所しました。
Big4にあるようなアドバイザリー会社ではなく、監査法人のアドバイザリーにしたのは、仕事をするにあたり、公認会計士であることは大事にしたいと思っていたからです。私自身、公認会計士として日本経済発展に貢献したいという想いは常にあり、公認会計士だからこそできることを伸ばしたいと思い、監査法人を選びました。
同法人を選んだのは、Big4では法人としても伸びしろが大きく、また、当時フィンテックに興味がありそれに関連するアドバイザリーもやりたいと思っていたところ国内の主要金融会社に監査業務を提供していない唯一の法人であり、アドバイザリー提供が全社へ展開ができている点に惹かれたことが理由です。

地道な積み重ねと実った果実

同法人同部では、監査業務に近いアドバイザリー業務、IFRS導入支援、SOX支援、スタートアップ常駐支援、経営管理DX・BPR支援、財務経理DX・BPR支援、新規会計ソフト導入・BPR支援、部内のDX推進などなど非常に多種多様なアドバイザリー業務を経験させていただきました。アドバイザリー業務のみならず、週勤務日数を減らし(当然給与は減ります)、独立開業(複業)をするといった前例のない希望も快く背中を押していただき挑戦させていただきました。
大変感謝しています。私のトーマツで育った幹に数多くの果実をつけてくれたのはPwCでした。
トーマツでの監査業務、PwCでのアドバイザリー業務が複合的につながり、自分の強みとして歯車として力強く回り始めるのを実感しました。8年目あたりからでしょうか。

出向、そして独立

また、9年目には同部から出向の声掛けをいただきDigitalビジネス専門の部署へ出向する経験もさせていただきました。まさにChatGPTが世間を騒がせていた真っ只中の生成AIに関連する業務、Digital絡めた意思決定支援業務など同部への出向は大変刺激的で面白い経験をさせてもらいました。ただ、この前後の時期から独立を考え始めており、結果的には長期的な関与はできませんでしたが。

公認会計士となったからには国民経済の発展に寄与するために、会社員として法人に尽くすことはなにか違う、と個人的には思っており、元々どこかのタイミングで独立することは考えていました。
そのタイミングが、トーマツ、PwCと環境、ヒトともに大変恵まれ、自分の中で挑戦したい、独立するのは今かもしれないと実感した9年目でした。
2024年2月退社し、独立開業をしました。

次の10年に向けて

9年目の独立後の1年は、DX・BPR支援、SOX支援を基礎とし、スポットで効率化自動化ツール提供などを行い、なんとか走りきることができました。法人在籍時代であれば3人分の仕事を常にしている所感で忙しくさせていただいています。
また、サービスの品質はトーマツ、PwC在籍時以上に気を付けて、業務を丁寧に着実に実施し提供するようにしています。当然ですが、自分以外に何重にもチェックを行ってくれる方々はいませんからね。複数のAIを活用して客観的なレビューを行いブラッシュアップするようにしています。
次の10年に向けては、基本方針は「丁寧に着実に高品質なプロフェッショナルサービスの提供」で変わらず、一歩一歩地道に業務遂行していきたいと思います。具体的な考えとしては、これまで通り強みのある領域へのサービス提供、税理士登録をし支援範囲を拡充しサービス提供、M&Aなどを視野にプロフェッショナルサービス以外の事業経営をしていく、といったことを現時点で考えています。
既に多種多様な公認会計士の先輩方・仲間がいらっしゃいます。そんな方と肩を並べられるような、こんな面白いことやっている公認会計士もいるんだ、みたいな存在になっていれたらうれしいですね☻

10年の振り返りと次の10年に向けて、以上ですっ
ありがとうございました!

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Yoshimin/公認会計士
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