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所属Big4監査法人Loveな公認会計士が卒業、独立開業した件 完-初年度決算-

こんにちは、公認会計士よしみんです。
今年も終わりですね。いやー、独立初年度走り切りました!お疲れ様でした!
次年度を前に、振り返ってみたいと思います。

当期サマリ

売上高

監査法人のP(パートナー)1個前の職階(法人により異なりますがSMとかDとか)の年収は稼ぐことができたんじゃないかなと思います。今期は9か月のみ、かつ、稼働は7か月ということを踏まえると、年換算すると少なくとも大手監査法人の平均的なPの年収は稼ぐことができたかなと。
これは、当初描いていた、独立するからには初年度といえど、監査法人のPの年収は超えたいという目標はひとまず達成できたかなと思います。あくまで年換算ベースなので、まだまだこれからではありますが。
ありがたいことに、稼働初月から案件をご紹介いただきフル稼働できたことから残り7か月は安定的な収益を獲得することができました。これを基礎として、たまにスポットで10万円/月程度の案件を受注するという具合でした。

売上総利益

PL上、役員報酬+法定福利費は販管費に含めていますが、実質的には売上原価のためこれを用いて算定すると、粗利率65%となりました。正直、自分の年収をいくらにするか次第で変動してきますが、少し高めに出てますかね。翌期以降も大幅に役員報酬を増額する気もないので、社会保険料等慎重に勘案して決めたいかなと。

営業利益

営業利益率は42%となりました。
役員報酬とそれに付随する経費は除いて、中身を見ていきます。最も多いのは旅費交通費で3割ほどですね。使える自分という資本を最大限活用するためにもフットワーク軽く行動していきたいと思ってます。接待交際費は1割ない程度となりました。やはり、稼働時間が一定程度必要となり、会食などにあまり時間をかけられなかった要因で一般的な同業他社よりは低く出てますかね。
とはいえ、全体的に過度に経費をかけすぎず、でも惜しみすぎず、健全なCFを確保しながら、うまくやれたかなと思います。

当期純利益

営業損益以下は、主に日本政策金融公庫さんからの借入金に対する支払利息しかないのでほぼ営業利益=当期純利益となりました。
BSにはなりますが、翌期からは、日本政策金融公庫さんへの元金返済も始まるのでこの辺りはしっかりケアしたいところです。

BS

最終的には自己資本比率51%と、健全な財政状態とすることができました。
ただ流動比率100%未満などまだまだ安全性向上の余地はありそうなので、堅調な経営を心掛けたいですね。
BS周りで独立起業する方へ1点アドバイスするとすると、やはり「創業融資は大事」ということかなと思います。経営者になってみて実感しますが、正直キャッシュさえあればどうとでもなります。売上、粗利、営業利益などなど重要ではありますが、キャッシュあってこそです。心理的にもかなり余裕ができ心置きなく売上獲得に労力を注げます。
日本政策金融公庫さんの創業ご支援は大変ありがたい制度なので、独立開業を視野に入れている方はぜひぜひご検討いただくべきかなと思います。

翌期に向けて

法人業務とは別になりますが、税理士登録を進めておりそちらの個人事業と両輪で多くの経営者様、経理ご担当者様、経営管理に携わるすべての方々のご支援を広げて良ければなと考えています。
大々的な基幹システムの導入支援!というよりは、Microsoft 365(例)で完結する経営管理業務/経理業務等のスモールオートメーション、Excel業務の自動化、必要最低限のSaaS導入支援といった観点で小回りの利く支援をさまざまなアプローチ、時間軸にて実施させていただきますので、いつでもご依頼お待ちしておりますっ☻

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Yoshimin/公認会計士
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