④ADLって? 教科書では教えてくれない、介護士のすすめ
1.新人職員②
休憩室での休憩中に、気が抜けるようになったら☝️徐々に、慣れてきた証拠ですね。
ADLという言葉をそろそろ耳にする機会が、増えてきたと思います。
ADL=日常生活動作
生活する上で必要となっていく動作ということです。
ADLには、BADLとIADLに分類されます
(教科書に載っていますが😅一応、説明を書きます)。
BADLとは基本的な日常生活動作です。
トイレに行く為に、トイレまで歩き、ドアを開け、下着を下ろして用を足す。など基本的な身体動作を指します。
IADLとは手段的日常生活と言われます。
手段的?とは何ぞやと思われるかも知れません。BADLに応用の思考、判断することが乗っていくイメージです。
では、長々と教科書で教えてくれる話をしました😭。これからが本題です。
ADLの見極め
新人職員にこれから、必要だと思われるスキルとして、ADLの見極めというものがあります。
施設内で、先輩職員がこの人の介助はこう行うと説明を受けて、実際に介助をして繰り返して先輩職員と言われた通りに行いましたが・・・
ある日に、片手の手引きにてトイレご利用者を誘導します。トイレ内で手すりに掴まって頂いてたところ、膝から力が抜け転倒させてしまいます。
何故?
言われた通りに行ったのに・・・
先輩職員からは「大丈夫だから、たまたま運が悪かっただけ」とフォローの言葉を頂きます。
運が悪かっただけ・・・。
運が悪かったなどの、抽象的な事柄ではありません😤。
ご利用者=高齢者には、一定のADLはありません。日々、変化があり徐々に年齢と共に低下していきます。
では、いわゆる事故、ご利用者に怪我をさせない先輩職員は何をしているのでしょうか?
☝️ADLのチェックを行っています。
1.トイレに誘導を行う際に、ご利用者に声を掛けて、表情、返答などから内面的に普段との違いを探しています。
2.椅子から立つ、トイレまでの手引き歩行中も身体動作が普段と違うかをチェックしています。
3.万が一、普段と余り違いがない場合でも朝の起きた時、寝る前など思考や判断、運動機能が低下してしまう時間(その方の苦手な時間)ならば、いつでも支えられる位置に介助する際にいるでしょう。
上手い介護職員ならば、転倒させずに膝から崩れ落ちるご利用者を支え、危なかったとヒヤリハットや記録に残して、情報共有を図ります。
ただ、事故、転倒を一度も経験してない施設職員などいるのでしょうか?
すみませんと転倒してしてしまったご利用者に謝罪を行い、切り替えてそこから何を学びとるのかが大事になります。
ご観覧ありがとうございました。
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