30.レクリエーション 教科書では教えてくれない、介護士のすすめ
介護施設におけるレクとは?
10年前であれば、折り紙、歌をうたう、ボールレクなどの集団レクなど介護士にレクをというと一般的なレクリエーションでしたね。
今でも、入所施設では変わらずレクというとボールを取り出す介護士が多いではないでしょうか?
現在、施設におけるレクリエーションの概念は変わりつつあります。
今は、ADLにあった目的を見据えたレクリエーションまたは、相手のニーズにあったレクリエーションを実施するではないでしょうか?
皆様は、ADLの混雑した中でレクリエーションを実施に難しさを感じていませんか?
右手の麻痺がある方に、右手の可動域を広げて頂く為に、介護士とボールを投げ、受け取る。ならば、右手のリハビリも兼ねたレクとして有効でしょう。PTの指導のもと、疲労度や過度な負荷をかけないように時間、回数を決めて行うべきです。
認知者の方なら、ボールを受けとり、投げあいながらクイズをまじえて、身体と頭の中を同時に動かしながら身体全体を活性化する。
ADLの高い方なら、ボールレク自体に不満があり、介護士がやろうというから付き合っている。
やらないよりいいじゃない?
と介護士は思うでしょう。
まずは、レクリエーションに向けて個々のご利用者に合うレクリエーションを検討すべきだと思います。そして、計画書を作成し介護士で見やすく、分かりやすく共有する。
ADLの低いご利用者には、外気浴も立派なレクリエーションです。
個々に出来る事を継続して行う。入所という24時間、ご利用者に向きあう施設なら検討すべきだと思います。
ご観覧ありがとうございました😊。
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