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人間関係が変わると職場が変わる

職場のスタッフから「辞めたい」「転職したい」と相談を受けたとき、どのように対応していますか?

日々の業務の中で、スタッフが抱える悩みやストレスに耳を傾けることは、チームの信頼関係を築く上でとても大切ですよね。

その悩みの根本が「何なのか」に気づくことが、解決への第一歩となります。

先日、講座を受講してくださった方から、印象的なエピソードを伺いました。

「辞めたい」「転職したい」と悩んでいたスタッフの方は、特に働き方や給与に不満を感じていたわけではなく、実際には職場の人間関係が一番の問題でした。

「今すぐ行動してくれない」「チームの中で自分が浮いているような気がする」と、自信を失っていました。

深刻なことに、次第に自分の存在すら否定してしまうようになっていたそうです。

どれだけ一生懸命に働いても、その努力が周囲に伝わらず、協力してくれないと感じ、次第に自分の居場所がないように思えてしまっていたのです。

ですが、環境や一緒に働く人々が変わっても、自分自身の対処法が変わらない限り同じ思いをしてしまいます。

この受講生の方も、講座を受ける前は、人とトラブルがあると、あきらめることで自分を納得させていたと言います。

人間関係に対する悩みは、「自分ではどうしようもないこと」と、無理に自分を納得させようとしていたのです。

受講して「個性の違いを理解することが、実は人間関係の改善に繋がる」ということに気づいたそうです。

特に印象的だったのは、「人はそれぞれ、物事に対する優先順位が違う」ということを知り、それをスタッフにも伝えることができたと喜んでいた点です。

相手を無理に変えようとするのではなく、相手の視点や優先順位を理解することで、自然とお互いの距離が縮まりました。

「悩みの原因がはっきりわかるようになったので、ムダに時間を悩むことがなくなりました」とも話してくれました。

「共感」も大切ですが、それ以上に「原因を理解して対策を見つける」ことが、心地よく過ごすための鍵になるのではと思います。


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坂口よしみ🍀強みを知り人間関係を円滑にする思考🍀ISD個性心理学認定講師
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