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振り返ると、やりたいことが私のすべてを支えていた

私はこれまで、いろいろな経験を通して『やりたいこと』を追求してきた生き方だったんだな、と改めてはっきりと理解できました。ちきりんさんのボイシーを聞いて、それを振り返るきっかけとなりました。


やりたいことがあったあの頃、進学を諦めた私の決断

幼い頃、私はピアノに夢中でした。ピアノを弾く時間が私の全てで、将来は音大に進み、音楽を学びたいという夢を抱いていました。でも、世間の風習や厳格な父の『女性は高卒で十分』という考えにより、その夢は打ち砕かれてしまったのです。

商業高校に進学した私でしたが、わずかにその夢を持ち続けていました。

しかし、高校一年の夏、父が急に他界したことで、自分の夢を優先することを諦め、就職することを選びました。

それでも、『家族のために諦めなければならなかった』という思いは、心の中でずっと消えずに残っていました。

夢を諦めたけど、仕事にやりがいを見つけた日々

高校を卒業して、金融機関に就職した私は、思いがけず仕事に楽しさを見出しました。音楽の夢を諦めたことに未練はあったけれど、社会人として新しい目標を見つけたのです。

内部事務や営業、システム移行など、多くの責任を任されるようになり、日々成長していく自分を感じることができました。

やりがいを持って取り組む仕事は、私にとって「やりたいこと」に変わっていきました。

特に、システム移行担当に抜擢されたときは、自分の努力が評価されたことを実感し、自信を深めるきっかけとなりました。

家族とのバランスを崩しても、仕事に夢中だった20代

21歳で結婚し、子どもも授かったけれど、仕事に夢中で、家族との時間をおろそかにしてしまいました。「働く姿を子どもたちに見せたい」という思いと、仕事への責任感が強く、実の母親に子育てを任せ、自分は仕事に没頭する日々でした。

でも、その生活は次第に夫との価値観のズレを生み、最終的には30歳で離婚。私にとって大きなターニングポイントでした。元夫の突然の死という悲劇も重なり、私はさらに仕事に打ち込むようになり、常に目の前のタスクに追われる日々でした。

仕事に追われた結果、健康を失いかけた30代後半

やりたいことが仕事だった私にとって、責任あるポジションに就くことは嬉しい反面、大きなプレッシャーでもありました。残業が増え、食生活も乱れ、ストレスが限界に達していたとき、初めての乳がんが見つかりました。幸いにも早期発見で治療はうまくいったものの、再発の恐怖は常に感じていました。

それでも「やりたいことを失いたくない」という一心で、治療後すぐに職場復帰し、さらにハードな生活を送っていました。しかし心と身体の限界だったのか、二度目の乳がんが発覚。私にとっての本当の幸せとは何なのかを考える、大きなきかっけになりました。

やりたいことを追求するために、退職を決意

退職を決意したのは、二度目の乳がんの治療中でした。私にとって、組織で働き続けることが本当に幸せ?という疑問が大きくなり、「もっと自分らしく輝きたい」という思いが強くなったのです。

その後、リラクゼーションサロンを開業しました。以前からリンパトリートメントで癒されていた経験から、自分も他人を癒す存在になりたいと思ったのです。

このとき、再び「やりたいこと」が私の生活の中心に戻ってきました。自分の手で感謝される働き方を実現することで、私の人生は再び豊かさを取り戻していきました。

個性心理学との出会い、やりたいことが形になった現在

リラクゼーションサロンを運営する中で出会った「個性心理学」。これが私にとって、さらに深い「やりたいこと」を見つけるきっかけとなりました。

自分自身の性格や過去の経験がどのように自分の行動や思考に影響しているのかを理解することで、心が軽くなり、「自分らしさ」を受け入れられるようになりました。

この「自分を理解する」という経験を通して、私は同じように悩んでいる人たちをサポートすることが、本当にやりたいことだ、と確信するようになったのです。

そして、そのやりたいことを形にするために、今では個性心理学を活用し、クライアントの方々が自分の本質を見つけ出し、新たな挑戦やチャンスを掴むためのお手伝いをしています。

今、やりたいことに満たされた日々

今回、ちきりんさんのボイシーを聞いて、私の人生は、常にやりたいことを求め続けた道のりだったんだな、と振り返ることができました。

今では、リラクゼーションサロンや個性心理学を通じて、多くの方と関わり、自分らしい生き方ができています。

それが私のやりたいことであり、満たされている今が、何よりも幸せだと感じています。

最後に一言

私の個性はEARTHグループに入ります。実は、EARTHグループが頑張るために最も必要とするものは、”やりがいや楽しみ”なんです。

だからこそ、ずっとやりがいを探してたんだと納得できました。やりたいことがいつも私を支えてくれていたんだなって。

やりたいことや夢を形にできていますか?

私はもうすぐ58歳を迎えます。時間のある限りやりたいことを追い続けていきたいと思います。

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坂口よしみ🍀強みを知り人間関係を円滑にする思考🍀ISD個性心理学認定講師
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