根管治療の費用相場は?保険診療と自由診療では自費負担額が異なる
こんにちは、吉松歯科医院です。
虫歯を治療として行われる「根管治療」は、どれくらいの費用がかかるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
根管治療は、治療方法や治療回数などによって費用が異なります。
また保険診療と自由診療によって、自費負担額に差が生じるため事前に確認しておくことが大切です。
そこでこの記事では、根管治療の費用相場や保険診療・自由診療の費用の差などについてご紹介していきます。
根管治療の費用相場はどれくらい?
根管治療にかかる費用は、通う歯科医院によって差があるうえに、治療する歯の位置や治療方法によっても異なります。
ざっくりとした根管治療の費用相場としては「20〜40万円前後」となっており、差がかなり大きいです。
根管治療を受ける際は、治療方法や実績などの他にも治療費用・料金表についてしっかりと確認しておくことをおすすめします。
では、根管治療の費用に関してもう少し詳しくみてみましょう。
治療する歯の位置や治療方法によって費用は異なる
根管治療は、薬剤やレントゲン撮影、CT撮影、マイクロスコープを用いた治療など、治療方法・内容に応じて費用が変わるケースが一般的です。
また歯の位置によって根管の数が変動することから、どの歯を治療するかによっても費用が変動します。
例えば当院では、以下の費用感となっております。
・前歯部:340,000円(税別)〜
・小臼歯部:360,000円(税別)〜
・大臼歯部:380,000円(税別)〜
治療回数・治療期間に応じて再診料が発生する
根管治療では、上述したレントゲン撮影などにかかる費用に加えて、治療回数・治療期間に応じて再診料が発生します。
治療回数は、歯の位置や状態によって異なりますが、一般的には5〜8回程度は通う必要があるでしょう。
根管治療の治療回数・治療期間については、こちらのnoteで詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
保険診療と自由診療で自費負担額が異なる
歯科医院で受けられる根管治療は、「保険診療」と「自由診療」に分けられます。
保険診療は国民保険が適用されるため自費負担額が少なくて済む一方、自由診療は医療保険適用外となるため、治療にかかる費用はすべて自費です。
通院を検討している歯科医院が保険診療か自由診療か、事前に確認することを忘れないでください。
保険診療で根管治療を受ける場合の費用について
保険治療で根管治療を受ける場合、目安としてどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
保険治療では、一般的に費用が3割負担となるケースが多いです。
歯の神経を抜いたり根管内を洗浄したり、根管充填といった処置にかかる費用として、保険適用(3割負担)で5,000〜8,000円程度でしょう。
根管の数が多いほど治療費用は高くなるため、前歯に比べると奥歯のほうが高くなる傾向にあります。
根管治療を保険診療で受けるメリット
根管治療を保険診療で受けるメリットとしては、治療にかかる費用を安く済ませることができることです。
加入している健康保険や年齢・所得によって自己負担の割合は異なりますが、一般的には3割負担で治療を受けることができます。
分かりやすくいえば、本来であれば10,000円の治療費用がかかるところをそのうちの3割の3,000円を自費で支払えばよいということです。
根管治療を保険診療で受けるデメリット
治療費用を安く済ませることができる保険診療ですが、治療内容について制限が多いため受けられない治療方法があります。
必要最低限の悪いところを治療することは可能ですが、より精度の高い根管治療を受けたい場合、保険治療では受けられないケースがほとんどです。
自由診療で根管治療を受ける場合の費用について
自由診療においては保険適用外となるため、治療費用は全額自費で支払わなければなりません。
しかし、その分使用器具や歯科材料に十分なコストをかけることができるため、根管治療の精度を高めることができます。
根管治療は失敗率が高い治療方法といわれているため、成功率を上げるためにも多少費用がかかっても自由診療を選択するのがおすすめです。
自由診療における具体的な費用は、利用する歯科医院によって異なりますが数万〜50万円前後が相場となります。
根管治療を自由診療で受けるメリット
根管治療を自由診療で受けるメリットとしては、保険診療と比べて精度の高い治療を受けられるという点です。
自由診療に関しては治療内容に制限がない分、最先端の医療器具や歯科材料を使用することができます。
そのため、根管治療の成功率を上げられるだけでなく、審美的にも機能的にもレベルの高い治療を受けられるのです。
根管治療は再発率が高い治療であるため、自由診療で精密根管治療を受けて精度の高い治療を受けることをおすすめします。
根管治療を自由診療で受けるデメリット
根管治療を自由診療で受けるデメリットは、何と言っても保険適用外となるため治療費用が全額自己負担になることです。
10,000円の治療費用がかかったとき、3割負担の保険診療であれば3,000円の負担で済みましたが、自由診療であれば全額の10,000円を支払わなければなりません。
費用だけで見ればかなり金銭的負担は大きくなってしまいますが、それでも再発して再治療を受けるリスクを考えれば自由診療を選択する価値はあるでしょう。
再発を繰り返せば、最終的に抜歯せざるを得ない状態になる可能性もあります。とはいえ費用も重要な点ですから、どちらの方法で根管治療を受けるか十分に検討しましょう。
根管治療の費用相場と保険診療・自由診療の自費負担額の差|まとめ
今回は、根管治療の費用相場と保険診療・自由診療の自費負担額の差についてご紹介しました。
根管治療の費用相場としては、ざっくりいうと「20〜40万円前後」です。
ただし治療方法や治療する歯の位置、治療回数・期間などによって変動します。
また保険診療では、一般的にかかった治療費用のうちの3割が自己負担です。費用は安く抑えられますが、その分「必要最低限の治療」しか受けられません。
反対に自由診療では、かかった治療費用の全額を自費で支払う必要があります。その分、治療方法の幅が広がり精度の高い根管治療を受けることが可能です。
根管治療は放置せず吉松歯科医院にご相談ください
吉松歯科医院では自由診療のみを行なっており、最高品質の治療を目指して日々治療にあたっています。
医療費用に関する相談も受け付けておりますので、「自由診療は費用的に厳しい」という方もまずはお気軽にご相談ください。
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