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根管治療の治療回数と治療期間は?治療の流れと施術時間も解説

こんにちは、吉松歯科医院です。

これから根管治療を受ける方は、治療にどれくらい通院回数が必要なのか気になったり、できるだけ早く治療を終わらせたいと思うのではないでしょうか?

また、歯の治療が思った以上に時間がかかり、治るのか不安に感じているという方も多いと思います。

今回は、「根管治療にかかる回数と期間」について詳しく解説します。
「治療の流れと施術時間」についてもご説明しますので、ぜひ参考にされてください。

根管治療にはどのくらいの回数や期間が必要?

根管治療回数①

歯の痛みやしみ・腫れなどの症状は、虫歯が進行し、 "歯髄(しずい)" と呼ばれる歯の神経まで虫歯の細菌が達することで発症します。

これを治療するために根管治療を勧められた方・選択された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
根管治療は抜歯とは違い、自分の歯を失うことなく治療できます。

しかし、実際のところ「根管治療を始めて数か月経つが未だ終わらない」「治療完了までどのくらいの回数が必要なの?」といった不安や疑問の声も多く見受けられます。

まずは、根管治療にかかる治療回数と期間の目安からご説明します。

根管治療の回数

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治療回数の目安は、平均すると5~8回と言われています。

根管(神経・血管の通う管)の数が少ない前歯であれば5~6回、根管数の多い奥歯だと7~8回が治療回数の目安になりますが、歯の状態や虫歯の進行度、根管数で個人差があるので人によって回数も異なります。

また、古いかぶせ物や詰め物がある場合や治療が必要な歯が複数ある場合も、その分治療回数が増えるため、目安の治療回数を多少超える可能性は十分に考えられます。

根管治療の期間

治療期間の目安は、上記の治療回数の目安から想定すると週1回の通院で早くて1ヵ月~2ヵ月必要になります。

これもあくまで治療期間の目安ですので、週1回通院が出来ない場合や治療の途中で診断当初には見えなかった根管が新たに見つかった場合には、さらに治療完了までの時間が延長します。

また、患者様の都合で治療を一旦中断する場合、治療箇所を放置することで痛みや膿が再発してしまい、治療期間が延びる可能性もあります。

治療回数や治療期間が長引いている場合に考えられる原因については、後に詳しく解説します。

根管治療の流れは?

根管治療回数③

根管治療は、
【レントゲン撮影→必要な治療回数を診査→治療→かぶせ物をして完了】
という流れが一般的な治療の流れになりますが、ここから当院での根管治療の流れについてを詳しくご説明します。

根管治療の流れ①検査

マイクロスコープ下での患歯の撮影を行います。撮影するレントゲンの方向を変え、複数撮影します。
その後、治療契約を済ませた患者さんは、CT撮影をして立体的な診査を行います。

治療回数は、根管の数や根管形態の複雑さにより変わってきます。

前歯 3~4回
小臼歯 3~5回
大臼歯 3~7回

吉松歯科医院では、根管治療の際には必ず麻酔を行います。
麻酔をする事で一時的に血液供給を止めてしまうため、通常2週間に一度のアポイントを勧めています。

根管治療の流れ②麻酔・ラバーダム防湿

麻酔をしてラバーダム防湿を行います。患部に唾液が入るだけで感染をしてしますのでラバーダム防湿は必ず行います。

根管治療は細菌との戦いとなりますので、感染を防ぐための対策は必須です。

根管治療の流れ③治療目標の決定

歯冠部の感染部を徹底的に除去していきます。感染部が緑色に染まる検知薬を使い、確実に感染部の除去を行います。

根管内も同様に染色して確実に感染部と除去して行きます。
根尖部の感染がある場合、機械を使用して根管口を拡大し、感染部の除去を行います。

更に根管内を塩素とEDTAによりレーザーで攪拌(かくはん)して化学的な根管拡大を行い、バイオセラミック系の根管充填剤で封鎖します。

術後はCTにより幹部の確認をします。

後日、根管内の充填剤が硬化していることが確認されたならば、根管内をサンドブラスト処理をして根管内にグライスファイバーを入れてポストコアを行います。

根管治療の流れ④治療

噛む力を加えて症状がないことを確認したら根管治療は終了です。

その後は定期的に歯の状態チェックを行い、長く歯を保てるようなアフターケアを行います。

根管治療の費用の相場や通院回数について知りたいという方は、こちらの記事をご覧ください。

根管治療に時間が掛かる原因は?

根管治療回数②

少ない治療回数で根管治療を行おうとすると、当然治療の精度も落ち、治療後に感染部の取り残しが発覚し再発、再治療となってしまうリスクも高まります。
そのため、治療回数・期間にはある程度ゆとりを持ってお考えいただくと、結果として最短での完治に繋がります。

とはいえ、あまりに治療期間が長引くと不安になるだけでなく、生活にも支障をきたしますよね。最後に根管治療が長引く原因についても解説します。

根管治療に時間が掛かる原因①施術方法

当院が採用しているラバーダム防湿ですが、日本ではまだまだ普及・徹底されていないのが現状です。

普及されていない主な理由としては、以下が挙げられます。

・ラバーダム防湿を装着するための技術や経験を持つ歯科医師が少ないこと
・ラバーダム防湿は使い切りとなり、保険診療の場合だと認められる費用が1枚分の経費より安く、そこに労力と経費をかけない選択をする歯科医師が多いこと

そのため、治療の際に細菌が根管に侵入するリスクが高まり、なかなか完治までたどりつけずに治療が長引いてしまいます。

根管治療に時間が掛かる原因②歯の状態

これらの状態にある歯はその分、時間や手数もかかってしまいます。

・根管数が多い
・治療が必要な歯が複数本ある
・根尖(根の先)に膿が多い
・治療が必要な歯にかぶせ物や詰め物がある

これは、診査の段階である程度把握できる事項ですが、治療前診査のときには発見できず治療中に発覚した場合には治療が長引くことがあります。

根管治療に時間が掛かる原因③再発

これらが原因で再発してしまう場合があります。

・治療の間隔が開いてしまった
・歯髄を綺麗に取り切れていなかった

この場合には、同じ工程を再び行う必要が出てくるので、治療が長引きます。

再発させないためにも、予め治療計画に沿って必ず治療を受けたり、再発リスクの低い治療方法で治療できる歯科医院を選択されることをお勧めします。

根管治療の治療回数と治療期間について|まとめ

今回は、根管治療の治療回数と治療期間の目安についてご説明しました。

治療回数は5~8回、治療期間は週1回ペースで1~2ヵ月が目安ですが、歯の状態で回数・期間が増える場合は十分にあり得ます。

根管治療が長引くときに考えられる原因についてもご紹介しましたので、根管治療をお考えの方は長引く可能性や治療方法を踏まえた上でぜひご検討ください。

吉松歯科医院では、患者さん一人ひとりのご希望に沿った治療計画を作成し、治療回数に関するご相談もお受けしています。

経験豊富な歯科医師、吉松歯科医院の吉松宏泰が自分の歯だと思って、親身になって治療にあたらせて頂くので、安心してお任せ下さい。

お電話でのご予約はこちら:03-3504-3120
診療時間:午前8:30~午後18:30
休診日:土曜・日曜・祝日

当院では、患者様一人一人とじっくり向き合って治療を行うために、完全予約制とさせて頂いています。

来院される前に、まずはご予約をお願いいたします。
初診時には1時間ほどかけて検査やカウンセリングを行います。診察後のお時間に余裕を持ってお越しください。

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