期待を抱かせるのが上手いアナリストの株価レーティングに注目！

おはよしまさ(/ω＼)

皆さんは週末をどのようにお過ごしでしょうか？
企業分析やチャートのチェックをするという方や、野球やサッカーなどのスポーツ、旅行やグルメなどに時間を使われる方も多いと思います。

私はよくTwitterに投稿していますが、愛犬を連れて犬のイベントに行くことが多いです。
しかし、このところ週末に天気が崩れることが多く、楽しみにしていたイベントが相次いで中止になっています。
実はGW中に愛犬の写真を使ったTシャツを作成したのですが、イベント中止に伴い、なかなかお披露目する機会がなく、今もタンスの中でデビューを今か今かと待ちわびております。

とはいえ、一度お披露目したら大勢の人に知れ渡ってしまい、楽しみもそこがピークとなっていしまいます。そう考えると、いつお披露目できるかと待っているときの方がドキドキ、ワクワクと楽しいのかもしれませんね。

株も材料が出て多くの投資家に広く知れ渡ったら、株価が出尽くしなってしまうことがありますよね。「知ったらしまい」というやつです。思惑や期待が先行しているときの方が株価も上がりやすいものです。

アナリストレポートでも、確定した実績のことを多く語っているものがありますが、そういったものは株価への影響も限定的となる傾向があります。それよりも、予想の話に重点を置いているものをチェックしましょう。1年先という短期的な予想より、2～3年先、5年先の長期的な予想を熱く語っている方が、経験上、より株価へのインパクトも強いような気がします。ここで大事なのは、業績予想が当たる当たらないではないということです。あくまでアナリストが描いたビジョンに対して、実現への期待感を高めることが重要なのです。だから、ファンを多く抱えるアナリストは、期待を抱かせるようなニュアンスの言葉を使ったりするのが上手い。そして、こうした人気のあるアナリストが書いたレポートは数週間にわたり株価が上昇トレンドを描くことが多いのです。

今週、目立ったレーティングで観測されているのは下記の通りです。

〇岩井コスモ証券
カカクコム<2371>　新規A　目標株価2,700円
富士フイルム<4901>　B+→A　目標株価7,200円→9,000円
ソシオネクスト<6526>　新規A　目標株価14,500円

〇いちよし証券
ゼンショー<7550>　B→A　目標株価4,000円→6,200円
クオールHD<3034>　B→A　目標株価1,400円→2,500円

〇野村証券
ダイフク<6383>　Neutral(強気)→Buy(買い)　目標株価2,667円→3,100円

そんな中、今後1～2週間程度のスイングトレードで面白そうだと、私が気になった銘柄はソシオネクスト<6526>です。
岩井コスモ証券が5月16日付でレーティングを新規に「A」、目標株価1万4500円としたことが伝わっています。
レポートでは、7ナノ、5ナノ、3ナノといった先端半導体の設計ノウハウを持つ希少な国内ファブレスメーカーとして注目するなど、同社のビジネスモデルにスポットライトを当てた内容となっています。

業績面では、車載用とデータセンタ用の特定の顧客の仕様に合わせて機能を特化させた集積回路であるカスタムSoCに注力し、順調に受注を獲得しており、前期末の受注残は初の1兆円大台に乗せるなど先行きに期待を抱かせるようなニュアンスとなっています。

なお、会社側が予想する24年3月期の営業利益は前期比+4％の225億円と微増にとどまる見通しですが、岩井コスモ証券では為替の前提が保守的だとし、同+29％の280億円と会社計画を大幅に上回る2ケタ増益を予想しており、好業績への期待から株価も堅調に推移することが見込まれます。


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