人生に影響を与えた漫画、5つ選んだらこれだった。
表題の通りだ。
ちょっと好きな漫画に順位をつけていったらどうなるかなって考えてたら、次々に色んな事を思い出しながら
1位…「三国志」
2位…「ドラゴンクエスト-ダイの大冒険-」
3位…「るろうに剣心~明治剣客浪漫譚~」
4位…「蒼天航路」
5位…「ジョジョの奇妙な冒険」
となった。
三国志漫画が二つあって、後は全部ジャンプ漫画。
このレベルの作品に関して一個一個感想を書いていったらさすがに長くなりそうだから、今回は良いか。
だから傘でアバンストラッシュも牙突もやったよ。
二重の極みもできるか頑張ったよ。できなかったけど。
私に安慈和尚の破壊の極意は会得できなかったんだ。
でも牙突の構えは何故か先々週くらいに自宅で妻に披露したような記憶すらある。本当に阿呆だな?
三国志に関しては今でも聖域クラスに好きで、例えば先日あった東京都知事選の候補の一人が「蒼天航路」を愛読していて、付箋も貼って読み込んでいる……という事だったそうなんだけれど、別の候補に
「『天下万民! 我を尊ぶべし!』は誰の台詞?」
とクイズを出されて即答できなかった瞬間に「あ、この人『蒼天航路』読んだ事ないんだろうな」って頭ではなく心で理解できた事があったりした。
当然その瞬間に一発で全信用が育たなくなってしまったんだけれど私は。
まぁ。
「蒼天航路」に関しては印象的な台詞が多い漫画だから、いや、でもな~、「貫けよ、寒貧」くらいならギリギリ分からん人が居ても仕方ないかな? と思わんでもない。でも「美しく義憤を貫けい!」がどのシーンか分からない奴は「あ、この人『蒼天航路』読んだ事ないんだろうな」判定入ります。私の中で。
蒼天航路に関しては最近もこの記事で書いたので、引き続き幾らでもしゃぶり続けられる。それに皮がパリパリで恐ろしく美味いのだ!
で……上の順位を見て「じゃあよっぽどジャンプが好きだったんだな!」って一見思えるんだけれど、……でも子供の頃に一番読んでた漫画雑誌ってコミックボンボンとかコロコロコミックなんだよな。
ガンダム系の漫画が特に好きで、「騎士ガンダム物語」とかのキャラクターとしてのガンダム漫画はもちろん、「超戦士ガンダム野郎」「プラモウォーズ」「ガンプラ甲子園」……とかのガンプラ販促、改造推奨漫画みたいなのは毎回ワクワクして、だから長谷川指導員とか大好きだものね今でも。
いわゆる、ミニ四ファイターとか中村名人、ミラクルジムみたいな、「子ども向けホビーに本気で情熱を傾けてくれる大人」みたいな人たち。
まぁ、今にして思えば普通に編集部とか、メーカーの社員さんだったり……そういう方が多かったんだとは思うんだけれど、やっぱりそういう、一緒に遊んでくれる兄ちゃん、おじさん、指導者、みたいなのはワクワクするよ。彼らは皆実在の人物という事もあって、あくまで漫画のキャラクターである主人公たちとは違う立ち位置で、当時の私にとっての趣味仲間みたいなものだったんじゃないかな。
あとはボンボンなら「サイボーグクロちゃん」「メダロット」「ロボットポンコッツ」「がんばれゴエモン」「ロックマンX」「スーパーマリオ」「疾風ウルトラ忍法帖」「餓狼伝説」……コロコロなら「爆走兄弟レッツ&ゴー」「ポケットモンスター」辺りが印象的だったかな。
今でもこの頃の漫画家がXをやっていたりするとついつい見入ってしまったりする。「ウルトラ忍法帖」の御堂カズヒコ先生は体調が心配だし、「がんばれゴエモン」の帯ひろ志先生は既に故人だ。
かと思えば「爆走兄弟レッツ&ゴー」のこしたてつひろ先生は今「炎の闘球児 ドッヂ弾平」の娘世代を描く「炎の闘球女 ドッヂ弾子」を描いてネットで密かにコアなファンがついている。
凄い事だ。
付録が魅力的な……ミニ四駆の下敷きとか、ポケモンカードとかだった時だけコロコロを買って、ボンボン派の友達に読ませて貰ったりね。
月にそんな何冊も漫画雑誌を買える訳ではなかったので、その辺はこう、子どもなりの社交、外交みたいなのがあったんだ。
あ、兄が買ってたデラックスボンボンも読んでたし、姉が買ってたなかよしとかりぼんも読ませて貰ってた。
だからCLAMPも好き。
CLAMPなら「聖伝」がなんだかんだで一番印象が強いな。
小学校低学年時代に読んだんだけど、当時のCLAMPは今でいうゴア描写というか、腕斬られて血の涙を流しながら「お前のせいだ……!」とか主人公に呪詛を吐いて死ぬ無辜の青年とか描くのが好きだったんだと思う。
お陰でまぁまぁ怖かったけれど、でもあの描写表現は本当に、一コマ一コマが絵画かってくらいの描き込み量で、それに単純に圧倒されたんだと思う。
あと仏教系の漢字のキャラクターたちがお洒落に、大人っぽく感じた。
乾闥婆王とか迦楼羅王とかさ。そういうの、小学校低学年にはとにかく難しそうだけれどカッコ良く思えちゃってさ。
分かりやすくJRPGっぽくって今でいう異世界転生(いや、転生ではないか)モノだった「魔法騎士レイアース」も読んだ。
大きくなったアスコットが海ちゃん好きなところとか良いよね。
「2」も良いし、「2」込みで初めて「伝説の魔法騎士と異世界セフィーロの物語」は完結するって思えるんだけれど、初代のバッドエンド感ある終わり方も今にして思うと嫌いじゃない。
逆に「カードキャプターさくら」とか「ツバサ」は読んでないんだ。
「xxxHOLIC」はちょっと読んだ程度。アニメ版のスガシカオさんのOP「19歳」の気だるい感じが好きだったけれど、これは漫画の感想とは別だから良いかな。
このままだとCLAMPの話ばっかりになってしまうな。
あ、でも、「CLAMP学園探偵団」「二十面相におねがい」とかも好き。「妹山」って名字が「芋の山」から来てるだなんて大人になってから知ったよ。
で、「残」って名前が田中芳樹「創竜伝」の竜堂四兄弟リスペクトなのも後年知った。
そういえば文庫版「創竜伝」の挿絵も担当していたなCLAMPは。
いやこのままだとCLAMPの話ばっかりになってしまうな。
でもそのくらいよく読んでいたんだよ。
姉の影響で。
姉の影響……といえば、なかよしの少女漫画も結構読んだ気がする。それこそ、そうだよ。「美少女戦士セーラームーン」とか、「ミラクルガールズ」とか。あとは定番の「ちびまる子ちゃん」もかな。
矢沢あいの「天使なんかじゃない」「ご近所物語」辺りは高校時代の部活の仲間に借りて読んだんだったかな。
「NANA」とか「パラダイスキス」とかも読んだか。
「NANA」で一番好きなのはヤス。
次点でナオキ。
この辺はラノベだけれど「デュラララ!!」で一番好きなのが門田京平な点と似通っていて、要するにキチンと地に足のついた大人の男性が好きなんだと思う。
フラフラ生きていた頃に、そういうちゃんとした大人の男性、みたいなのに対する憧れがあったんじゃないかな。
コンプレックスの裏返しを感じる。
少女漫画の話を書いてしまっている。
ならば、と少年漫画にも目を向けるが、これが結構バラける。
5位までの、自信を持って全巻何度も読み返した! みたいな壁の下に居る漫画たちが、ざっくりこんな感じ。
「北斗の拳」
「ドラゴンボール」
「メテオ・メトセラ」
「僕のヒーローアカデミア」
「LOVELESS」
パッと思いついたのがこの辺り。
やっぱりジャンプ漫画が強いんだけれど、「メテオ・メトセラ」と「LOVELESS」はウィングスだったかな。
「メテオ・メトセラ」は大人になってから外伝の「東方死神」込みで買って読んで、それも凄く良かった。
尾崎かおり先生の描く切ない人間愛が好き。それに当時としては本当にアニメをそのまま漫画に落とし込んだようなタッチが新鮮で、本当にワクワクしながら読み進めていた。
他だと「GTO」「Get Backers~奪還屋~」「哲也~雀聖と呼ばれた男~」「SAMURAI DEEPER KYO」とか。
この辺のマガジン漫画はちょうど私が中学生の頃に流行っていた漫画で、やっぱり男って中学生くらいになったらちょっとヤンキー系というか、アウトロー系な文化に憧れる側面があったりなかったりもするので、そういう厨ニ病感が絶妙にあの辺のマガジン漫画に刺されたんだと思う。
案外「クニミツの政」とか今でも好き。
それに忘れちゃいけない「金田一少年の事件簿」ね。
一昨年くらいにまたテレビドラマ版が放送されていて、それは妻に全話録画して貰えていたので一緒に全話観た。
格闘漫画だと意外と、「修羅の門」が一番に来る。
特にボクシング編が好きだよ。というか、ボクシング編が一番好きって方が一番多いんじゃない? ってくらい面白い編がボクシング編だったと思うんだ。どうなんだろう? みんなは。
「修羅の刻」も好き。残念ながら「第弐門」はちゃんと読んでない。
「紋」も読めてないな。異世界スピンオフみたいなやつだったっけ?
そこから「刃牙」シリーズが来る。けど、あんまり格闘漫画って読んでないかも私。「テコンダー朴」をそこに含めても良いのかちょっと分からない。あれは「テコンダー朴」ってジャンルで良いと思う。
そろそろ眠くなってきちゃったので、まだまだ書きたい事はたくさんあるんだけれど、やっぱり好きな漫画って一個の記事で書きつくすのはムリだよ。
因みに妻は「YAIBA」が好きらしい。
私も好きだ。
何千回でも書くけどゲッコーが魔王剣を使ったら「魔王半月剣」までしか撃てないのに鬼丸は「魔王満月剣」が撃てるって差別化が凄く良い。子どもでも分かりやすい。
短編のエピソードだと小さくなったヤイバがドクロって呼ばれる黒猫のボス猫と戦う回が好き。さやかがロケット花火持ち出すシーンとか、2話程度の箸休め的な短編だったと思うんだけれど、その中でもしっかり伏線回収もしていて、読後感も良い。
よく出来たエピソードだったなぁと、思い出すたびに口元が緩む。