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30×30 pair.141 プロトテアトル参加作品「インビジブる」を終えて、覚書、雑記etc. その1

お疲れさまです、とよしまです。

30×30に参加してきました。
プロトテアトルとしては2回目の参加、個人としては初めての出演参加でした。
今回の作品「インビジブる」はほぼ全編が録音音声により進んでいくなんとも摩訶不思議な作品でした。

今回、30×30に参加するに当たって劇団としてのコンセプトというか前提みたいなものがいくつかありました。

○劇団員のみでの創作

普段は劇団員が少ないので、本公演の際は基本的に客演さんをお呼びして、お力を借りながら創作をしています。
短編作品も同じように創作することもありますが、今回は創作期間が限られていることや、新型コロナウイルスの感染状況もあり、短期間で集まる回数を制限して創作しようということになりました。
そうするとどうしても俳優の負担も増えてしまうので、それならば劇団員のみで創作しようとなりました。

○次回の本公演に出演する(予定だった)有川のスキルアップの場としての創作

有川は演出助手としてプロトテアトルに入団しましたが、その時から「機会があれば出演もしてみたい」と言っており、前回の30×30参加作品の「エウレカ」には俳優として出演していました。
30×30への参加を決めたときには次回の本公演に有川も参加予定だったので、彼女の鍛錬や試行錯誤の場としての作品にしようじゃないかと。
(参加予定というのも、break a legへの参加が決まり、企画のいろいろがあって、次回公演ではなくその次に俳優として参加することになりそう)

というコンセプトのような前提のようなものがあって、創作に入る前にペレイラから「どんなのがやりたい?」と問いかけがありました。

そこで提案したのが「会話劇がやりたい」

プロトテアトルはほぼすべての作品が、会話によって進行していく割とストレートな会話劇です。
演出や戯曲の構造などで、様々な形をとっているように思えますが、台本ベースではどの作品も基本的に会話によって進んでいます。

そういうことばっかりやってきたからかもしれないけど、僕は会話劇が好きです。観るのもやるのも。
もちろん他の形式の舞台も好きですけどね。

会話って人間だけに許された行為だと思うんです。むしろ逃げられることのできない業のようなものかもしれない。
会話について思ってることを話し出すと長くなってしまうので、また気が向いたら書いてみようかな。

「会話劇がやりたい」って言ったのは、もちろん好きだからってのもありますが、どちらかというと小島と有川とがっぷりよつで芝居がしたいと思ったことが大きいですかね。
前回の「ノクターン」では配役が他の役とあまり会話をしない役だったので、小島と芝居をすることもなかったし、もちろん有川とはしっかり芝居をしたことないし。とにかくこの二人とがっつり芝居をしたかったんです。

あと、僕らが会話劇を続けてきた中である程度の基準というか、空気感というか、そういうものを改めて確認して、チューニングを合わせて、有川にもそれを感じてもらうことが、今後の劇団の創作にも活きてくるんじゃないかという思いもありました。

というわけで、会話劇を創作していこうということになったのですが・・・

実際に作品をご観劇頂いた皆様は「会話劇???」と思ったことでしょう。

なぜこんな摩訶不思議な作品になったかは、ペレイラが劇団ブログで簡単に書いてくれてますのでよろしければこちらからどうぞ。

ここまでが創作が始まるまでの話。
なんかだらだらと長くなってしまうような気がするのでとりあえずここで区切ります。
創作中の試行錯誤は特に書くこともないので、次は実際上演してみての覚書をば。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。お疲れ様です。

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