イスラエルはジェノサイドを行いながら、被害者ぶる新たな方法を探し続けている
イスラエルは、現在の状況が被害者を演じることに苦労している。10月7日から数ヶ月後に浮上した「集団レイプ」の嘘っぱちや、アムステルダムでの架空の「ポグロム」といった、新しい被害をでっちあげ続けざるを得ない。それは、国際法廷でジェノサイドの罪に問われていながら、加害者の立場に心地よく座ってることができないからだ。
被害者ぶることは、イスラエルやその擁護者たちのナラティブ操作の戦略に深く根付いているため、たとえイスラエルが地球上で最も被害者と見なされる資格がない状態であっても、新しく巧妙な被害者像を作り出し続けなければならない。
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イスラエルの暴徒がアムステルダムで傍若無人な振る舞いをして痛い目に遭ったことを「ポグロム」と表現するのを目にする一方で、イスラエルの入植者たちは占領下のヨルダン川西岸でまさに教科書通りのポグロムを行っている。
ほんの1週間前、武装したイスラエルの入植者たちが、パレスチナ人を脅し追い払うために、彼らの家屋や車、オリーブの木に火をつけ、暴力的な襲撃を行った。このような行為こそ、歴史的に「ポグロム」という言葉で表現されてきたものだが、大手メディアがイスラエルのこうした暴力的な行動に対してこの言葉を使うのを聞いたことがない。その代わりに、イスラエルのサッカー暴徒がパレスチナの旗を引き裂いたり、ガザで子殺しを歌ったりして暴行を受けたら「ポグロム」という言葉が使われる。
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アメリカの好戦主義と軍国主義に関して、ドナルド・トランプが次の内閣候補として検討している人事に、良いニュースと悪いニュースが出ている。
良いニュースとしては、トランプがニッキー・ヘイリーやマイク・ポンペオのようなサイコパス的な戦争屋を次の政権には入れないと公言し、彼らの名前を挙げてTruth Socialで招待しないと明言したことだ。
この発言は、トランプが少なくとも反介入主義層の支持を得ようとしていることを示唆している。タッカー・カールソンのような評論家は今回の選挙戦を通じてヘイリーとポンペオに強い反対姿勢を示してきた。カールソンの名前を特に出すのは、彼がトランプの信頼を得ているらしく、2019年にトランプがイランを爆撃するのを説得して思いとどまらせたと考えられているからだ。
一方、悪いニュースは、他の職業的な好戦家たちが政権入りを画策していることだ。ブルームバーグとフォックスニュースの報道によると、恐怖のMike Rogersが国防長官候補に挙げられている。ロン・ポール研究所のDaniel McAdamsはツイッターで、Mike Rogersを「典型的な戦争屋のネオコン」であり、「ポンペオやルビオよりもひどい」と述べ、ウクライナ/ロシア、イスラエル/イラン、中国に関して極端に好戦的な立場を取っているとXの良いスレッドで指摘している。
さらに、イラン強硬派のBrian Hookが、トランプの国務省スタッフ選考に手を貸していることもあり、最終的に前回と同様に好戦的な沼の怪物に満ちた内閣を持つ可能性が十分にあることが明らかだ。彼がそうならないように引き続き圧力がかかることを願う。
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ガザ地区におけるIDF(イスラエル国防軍)の占領拡大」について、ガザでの領土を徐々に切り取って奪い取っているイスラエルの現状を伝える新しい記事で、イスラエルのニュースサイトYnetは、イスラエル政府内の極右勢力が、ハマスに拘束されているイスラエル人の人質が死亡するのを待っており、その死を、占領の継続やガザでのユダヤ人入植地建設の正当化に利用しようとしている。
これはまるで陰謀論のようだが、確実に現実に行われており、さらに事前に公然と発表されている。
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民主党:「なんてこった、右派の有権者にアピールしたのに、あいつらはまた共和党に投票したから、負けてしまった。」
左翼:「だったらそれやめて、人気のある社会政策を推して左派を引きつければいいじゃないか。」
民主党:「それは無理だよ、そんなことしたら負けちゃうから。」
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