インストラクショナルデザイナーのひとり言 「休み方を、学ぼっ♪」その2
一人時間と孤独時間の違いとは
では、今夜一杯やろうとか、友人たちとバーベキューをしようといったお誘いに、当たり障りのない理由をつけて断るのが、正しい休み方かといえば、そうではありません。
孤独な時間と一人時間は、まったく違うものなのです。
ここで注目したいのは、平均すると、私たちは起きている時間の約 30%を一人で過ごしているという事実です。
だれもが持っている、この 30%を一人の時間として意味のあるものにする工夫をするか、他のことに気を取られてなんとなく過ごしてしまうかで、生活の質は大きく変わるということです。
人間の欲求5段階説を唱えた心理学者マズローは、もっとも幸福なひとは、上質な一人時間をつくり、自己実現できるひとだと定義しました。
心の底から休むことができる上質な一人時間をつくる条件はいくつかあります。
その一つである、一人時間を過ごす場所について、次に紹介します。
疲れた心は自然に向かう
ハモンド教授はまた、フィンランドの 2 都市でアンケート調査を実施し、被験者に地元の地図を見せて、一番好きな場所と好きではない場所をプロットしてもらい、その時の気分をヒヤリングしました。
その結果、ポジティブな気分の人は自宅をあげ、ネガティブな気分の人は公園など自然に関連する場所をあげる傾向が明らかになったのです。
自然には人の心を安らげる効果があることを多くの人が本能的に知っており、安らぎたいときは自然と(!) 自然に近づいてしまうことがわかったのです。
確かに、私たちも「森林浴」や「海水浴」にセラピー効果があることをよく知っていますし、日本人なら露天風呂に浸かって、「はぁ~」とため息をつくとともに、日ごろの鬱憤が一気に晴れる思いをしたことがあるはずです。
では、心から休むためには、人里離れた山奥や、潮騒しか聴こえない浜辺に行くしかないのでしょうか?(続く……)
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