木に学べ!
力は釣り合いが崩れると、弱い所へ弱い所へと集中しますからな。
(西岡常一)
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飛鳥時代の建物が強靱なのは、「木のクセを読む、木の育った方位に使う」ことで、一つとして同じではない木を一つ一つ適材適所で使っているからと、奈良の宮大工は言う。
★折々のことば:628 鷲田清一
http://www.asahi.com/articles/DA3S12734869.html
年をとり、
それなりに若い人を生かすことを考える立場になると、
今日のことばは、重い。
つい、
自分の思い描く「組織」の枠に、
ヒトを当てはめようとしがちだが、
まずは、そのヒトのクセ、
そのヒトの育った背景をよく知って、
そのヒトを「生かす」ことを考えないと(^-^;
建築の現場だけでなく、
いろんな組織で今、
本当の「棟梁」が少なくなっている(^_^;)
「木のいのち木のこころ」に出逢って以来、
西岡さんの本には、随分助けられました。